山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

深夜の街で出会うもの。

今日は、朝からずっと頭痛がしたので、寝てばかりいました。

だいたい、起きたのが、3時だし。(夕方の)。

前に韓国に行った時、「朝型人間」っていう本が流行っていて、朝早く起きて動き出すといろいろうまくいく…というような内容だったけど、最近、日本でも、「早起きするといいことが起こる」的な本が売れているらしい。

そのような記事を、午後3時に起きて、布団のなかで読む。典型的なダメ人間の一日の始まりだなーと思う。しかたがないので、犬を布団のなかに呼び入れて、じゃれあう。ドッグプロレス的な。

二年前まで犬は二頭いたので、犬同士でプロレスをしていたが、一頭になってからは自分が相手をしている。布団のなかで、犬とからんでいると、野性が蘇る感じがして、こよなく、楽しい。顔や手が犬の口からでる液体でべたべたになる。

夕方近くまで寝て、犬とじゃれあうとは、背徳的な時間だ。今週は、ほとんど、働いてないし…。まあ、そんな時もあるさ。

そのまま、布団のなかで、イーセン・ケイニンの「会計士」という短編を読む。まじめな会計士が、人生で一度だけ犯した小さな罪のお話。野球の話がたくさんでてくるので、野球がほとんどわからない自分には、そこらへんが、ちょっともったいなかった。野球好きなら、もう少し楽しめるんだろうなー。

話は飛んで、深夜。

さっき、犬と散歩してきた。公園に居たら、警察のひとが2名ほど来て、懐中電灯で草むらを照らしたり、ゴミ箱のなかを覗いたりしていた。「脱獄王」を見て、それほどたっていない自分は、「誰かが脱獄したんじゃないか」と思って聞いてみたけど、「パトロールです」と言われた。

これまでも、パトロールしている姿は見かけたけど、たいてい、ミニパトでクルクル回っているだけで、降りて公園まで入ってくることなかったのに、変だなーと思う。さらに驚いたのは、その警官、ミニパトを近所のコインパーキングに停めていた。律儀にお金払っていた。

まあ、常識的に考えたら、普通のひとはみんなそうしているのだから、当然だけど、警察もちゃんとお金払うんだと思ったら、いいような悪いような。まあ、いいのか?

その後、さらに歩いていたら、タクシーに舞妓さんが乗っていた。確かに舞妓さん。後部座席にお金持ちそうなおじさんと並んで座っていた。へえ、東京にも舞妓さんっているんだ。

さらに、歩くと、前から携帯で大声で話す女性が。しかし、何言っているかわからない。激昂しているから、わからないのかなーと思ったら、フィリピンのひとだった。タガログ語だと思う。

舞妓さんもいるし、フィリピーナも怒っておる、警官は、猫でも探しているいたいに、暗がりを照らして歩いている。深夜の街は、いつもながら、エキサイティング。

犬がいる幸せ。