山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ボランティア。

今日は、「名曲探偵アマデウス」(NHK)のMA(音楽や音関係の仕上げ)。

これで、当分、テレビの仕事はお休みである。うっふっふ。はっはっは。一足早く冬休みにさせていただく。

もう、なんというか、生きる気力がゼロデシベルになってしまって、振り切ったので、充電というか、せめて、放電を止めることにいたしました。

もちろん、放電の原因は、ミニさんがいなくなってしまったことです。これにより、ものすご~いショックを受けてしまって、仕事とかできる状態ではなくなりました。

…いえ、今日まで頑張ってやって来ましたが、それは、やはり責任として、1度引き受けたものは、最後までやり抜くようにと、ミニが私をしかったからでした。まわりに迷惑をかけるな…とミニが指示をしたからでありました。


なので、本日をもって、責任をはたしたので、当分、休むことにいたしました。休業でございます。

そして、これからなにしようかなあ…と昨晩、ぼんやり考えていて、ひとつ思いつきました。

生まれて初めての試みであります。

ボランティアをしようと思います。

大学を出てから、20数年にわたって、お金をもらう仕事しかしたことがありませんでした。なにかのために、無料で働く…という経験がない。

仕事に向かう動機として、「自分のやりたいことである」「ステップアップのためである」「お金のためである」などなどの理由でやってきました。「ひとのため」とか「世の中のため」とかで無料で働いたことがないんです。

初めて気づきました。そして、なんかそれはダメなんじゃないかって急に思ったわけです。というか、犬のためになにかできないか…ってことが最初かな。その場合、犬のことを仕事にして儲けようって思うのはちがうなと思うし、そういうことじゃなくて、犬に恩返しをしたいというか、そういう気持ちであります。

正直に言えば、犬の世話をしたいと思うけど、すぐに飼うという決断はできず、かといって、犬のいない生活を続ける自信がないので、ボランティアで関わることはできないのだろうかと考えたのでした。

(一応、自分は、テレビのディレクターだし、作家業もやっているので、そういったボランティア経験を、ゆくゆく番組にするとか、小説とかノンフィクションにするとかって方法もあると思う。

でもさ。そういうのもなんかイヤになりました。すぐに仕事や商売に結びつけるのは、もう、いやなんだ)

というわけで、今後の人生も含めて、犬関係のボランティアをやりたいと思っています。この世界には、助けを必要としている分野がたくさんあると思います。どれが一番大切…と言い切れませんので、自分の感情に素直に従おうと思っています。

これから、犬のためにできることを探していきます。そういう決断をしたら、すーっと気持ちが楽になりました。

詳細はおいおい、報告いたします。

今日は、仕事のあと、五反田団の「迷子になるわ」を見に行きました。新鮮でシュールでとても良かったです。時代というか、若いひとたちの感覚が確実に変わってきているんだってことを感じました。詳しい感想は、また、あらためて、書きたいと思います。

今日は、ボランティアのことを書いておきたかったのでした。ホントにやれるかな?早起きできなくて、寒がりで、協調性のない自分ですが…。でも、まあ、何事も挑戦だよね。

その前にパリにも行って参りますけれどもね。