そんなわけで、ロンドン近郊の空港をたち、イギリスの北端、スコットランドのインバネス空港へ向かいました。
インバネス空港を背に、ミニに似たぬいぐるみを抱いて立つ自分。
冷静に考えると、「なにやってんだ?」って話です。
天気予報では、零下20度とも言われた、極寒の地に、なにをしにやってきたのか。
日本でいうと、北海道の釧路とか青森みたいな場所でしょうか。北の雪深い土地です。
レンタカーで夜の雪道を走ります。
居酒屋から演歌が聞こえてきそうな北の町です。
普通のタイヤでしたが、「天気だけは味方」の私。雪道も問題なく、車は進みます。(って、運転してたのは、コーディネーターさんですけどね…)
走ること3時間。
かなり夜が更けて、目的地、グシカン村に到着しました。
以下は、翌日撮影したグシカン村の風景です。
ここが村の入り口で、道の両側に転々と建物があります。
こちらがホテル。でも、冬の間は、休業中でした。
こちらは郵便局。かわいいです。
青森空港から車で3時間くらい入った、村を想像してください。グシカンはそんな場所です。
グシカン村は、かつて、ツイードマスという貴族の所有地であり、この村で、世界初のゴールデンレトリーバーが生まれたわけです。
いわゆる、ゴールデンレトリーバー発祥の地です。
そういう気持ちで、グシカン村のメインストリートを歩きます。
するとありました、ツイードマス卿の噴水…かつてこの村がツイードマス卿の所有であったことが記されています。
このひとが、ツイードマスさんですね…そして…あ!
これは犬?それとも狼でしょうか。どっちにしろ、「犬的」なものです。さすが、ツイードマスくん、犬好きだったんでしょうね。
こちらは、ツイードマス卿のイラスト。おしゃれな貴族さんです。
新聞「ヴァニティフェア」に、「ゴールデンレトリーバーを作った男」として掲載されたときの記事。
これらの情報を元に、ツイードマス卿が暮らしていた城、そして、ゴールデンレトリーバーを育てていた犬舎…つまり、犬小屋をこれから訪問するのです。
うひゃ。
しかし、長くなりましたので、今日はこの辺で。
ちょっとだけ、ご紹介すると、こちらが、元・犬小屋!
思いのほか、大きいでしょう?
そして、グシカンで出会った、ディーファという犬。(ラブラドールだけど)。
ディーファと一緒に、ツイードマスのお城跡に行きました。
果たして、そこで、犬の魂に触れることができたのか…。
以下、次号です。