京都疎開7日目。
そろそろ、東京に戻ることにしました。
このままホテル暮らしを続けられるほど、裕福ではないし、東京でやらないといけないこともありまして。
明日には都内に戻ります。…ということで、今日は、多少、京都観光をしました。
抜けるような青空でした。
金閣寺に行きました。
北野天満宮では、梅が満開。
咲き誇る、梅を愛で、
色鮮やかな椿を楽しみ、
夕暮れ時に、陰陽師・安倍晴明を祭る、晴明神社を訪れました。
ほんとに、この、星のマークがいたるところにありました。
しかし、神社そのものは、全体的にきれいで新しく、恐ろしい感じ、どろどろした感じはしませんでした。
そうです、昨日、「堀川中立売」という映画を見たので、行ってみたくなったのです。
映画の舞台になった、「戻り橋」も行ってきました。
日が暮れていたせいか、この橋の上だけ、突風が吹いて、異常に寒く、すこし怖かったです。
ここは、なにかが「交差」する場所のようで…。
あまりに体が冷えたので、晴明神社の近くにある、豆腐料理の店へ。
ここでは、自分で湯葉を作って食べることができます。
こんな感じ…。あつあつで、なめらかで、できたて、湯葉、おいしかったです。
…というわけで、すみませんでした。楽しんでしまいました。
夜、再びテレビを見ると、東京の水が結構、大変なことになっていると知りました。
水!
水は大事ですよね。自分は普段、ペットボトル入りの水は買わず、水道水に「炭」を入れて、飲んでいます。炭を入れるだけで、ずいぶんとおいしくなるので、愛用しておりました。
(お金もかからないし、ペットボトルを捨てる手間がなくて、よかったのです)
しかし、そうも言ってられないようですね。
水までとは…。どうなる、東京。
夜になって、同じく関西に疎開してきている、ジャーナリストと電話で話しました。拠点を関西に移すかどうか、迷っているとのことでした。
実際、疎開しているひとは結構います。著名な方々も。罪悪感とバッシング怖さで、あえて、言わない方が多いですけれども。
昔、京都在住のとある、おばあちゃんに言われたことがありました。
「東京に首都が移って、せいぜい、300年じゃないか。京都は千年以上前から都だったんだよ」と。
もしかして、また、「都」は、京都に戻るのだろうか。
あるいは、東京と関西(京都・大阪・神戸)で、首都機能が分散するのだろうか。
悲観も楽観もできない、この毎日。
自分のゆくえは自分で決めないとならないですよねー。
しかし、京都と東京にふたつの拠点を持って、行ったり、来たりしながら、仕事したり、生活したりするのも、案外、楽しそうだと思うのは、自分が今、旅行気分だからでしょうか。
新しいライフスタイルが生まれるのかもしれない。
新幹線、めちゃ、利用者、増えそうだなあ。
日本がこんなことになるとは……。
ゆきすぎた豊かさのツケが回ってきたような気がします。
夏にも節電するらしいと聞いて、実はそんなにショックをうけませんでした。
だって、夏の冷房事情、ゆきすぎだと思っていたので。
夏でもほとんど、クーラーを使わない身からすると、どこも寒すぎたと思う。一時的な猛暑以外では、もう、いいんじゃないかと思っていた。
「…すぎた」ことが、見直されるんだろうなあ。
自分のことも見直してみたいと思います。
では。明日の夜は、東京です。