山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ひとり夜ご飯。

今夜は泊まっているホテルにある、ブラジル料理の店でよるご飯。

なかなか雰囲気もよかったし、味もホームメイドっぽくて美味しかった。

カルフォルニアチキンという、ブラジル料理(?)を食べました。

ここで、写真アップだろ、って思うけど、このホテルのネット環境では、写真があげられない。

なんだよー、どこだよ、いったい?

アメリカですよ、カリフォルニア州ですよ、ロサンゼルスですよ。

だめじゃん。

ま、いいとして。

取材している相手の予定がころころ変わるので、思いがけず時間ができたりして、ホテルでひとりで過ごす時間が長くなる。

これはありがたい。普段、ひとりでいることが多いから、ロケが続くと一人の時間が恋しくなる。

昨日も今日もひとりよるご飯で、部屋でのんびり。朝ご飯もマーケットで買ったものを部屋で食べてる。

ヨーグルトとかフルーツとか。

本を一冊しか持ってこなくて、すでに読んでしまい(「なぜ、僕はドキュメンタリーを撮るのか」想田和弘著……これは名著!)、手持ち無沙汰だけど、ネット上にあふれるブログを読んでいる。

ロケの予定をころころ変える出演者のことを考える。

最初はすこし、いやな気持ちになったけど、ずっと考えていると、そういうものなんだ…と思えてくる。

ドキュメンタリーなんだから、思い通りにはいかないよね。

そこを計画通りにいかせるのがプロだろ!って言い方もあるかもしれないけど、もはや、自分はそう思えなくなってる。

ここらへんのことは、さっきあげた本にも書いてあって、自分が犬の映画を構成なしで撮り始めたのもそうなんだ。

これまで山ほどテレビ作ってきて、構成なしでドキュメンタリー撮るなんてあり得ないっていうか、企画とおらないんだけど、それに少し疲れた、というか。

犬に関しては、どうしてもビジネスにできない気持ちがあったから、自分の思いのままにやりたかった。

仕事にしたら、お金儲けの手段になるような気がして、だから、どこのテレビにも企画を出さなかった。

誰かが入ったとたんに、「物語」になってしまいそうで。

一方で、自分は小説や脚本やドラマもやってきているので、フィクションの魅力も十分わかっているのだけど。

けれども、結局のところ、自分はウエルメイドのエンターテイメント作品に興味ないし、作ってもあまり楽しくないんだよな。

いや、楽しいことは楽しいけど、心底しびれてできるのは、フィクションでも、ギリギリ実体験に近いものであることがわかる。

そんなことを、ひとりの部屋でつらつらと考えてる。

朝になると鳥のさえずりで目が覚める…というカントリーサイドにあるみたいなモーテルにおります。

ロケはあと5日間。

演技の取材はそうはいっても、すこぶる楽しい。

演出の仕事はやっぱり、もっとやりたーい!って今日もまた、強く思ってしまった。

続き。

さっき、この日記を書き始めたときは、前なら海外ロケで早く終わったら、「○○行きたーい!」「○○まで飲みにいこう!」って感じになったのに、そういう気ゼロ。

買い物とかも行きたいと思わなくなったし、クラブ~行きたいとも思わなくなりました。

ただただ、早く部屋でじっとしたい…。

いいのか…。いいんだ。

書き足したけど、たいした内容になりませんでした、失礼。