カーテンを開けると、陽だまりにすっと身を置く。

時間経過とともに、陽だまりが移動すると、はるるも移動する。

太陽の量がたっぷりになると、身体を開いて、全身で陽をあびる。

このような移動を繰り返し、陽だまりの量に合わせて、身体の大きさを調整している。

陽だまりが狭くなると、身体を丸めて、効率よく浴びる。
ホントにもう、日向ぼっこが大好き。
千葉の田舎を放浪していた時も、こんな風に太陽を浴びていたのかなあ、と、はるるがうちに来る前の歴史を想像する。
ひとりで、野原を行く犬。
それも格好いいんだけど。

今はそういう生き方が許されない時代だからね。
狭い鉄筋の塔のなかで、太陽を浴びてもらっている。