山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ナツを見送りました。

10月3日の夕方、ナツが亡くなりました。

8月末に、血管肉腫であることがわかり、脾臓摘出、抗がん剤治療をしてきましたが、

願い叶わず、命を終えました。

手術以降、ナツの看病を中心にして暮らして来ました。

一時はだいぶよくなったので、獣医の先生からも

「抗がん剤が効いてきたのかもしれない、奇跡的回復だっ」

と言われて、このまま治ってしまうのでは…と期待したのですが、

二回目の抗がん剤投与の前日、朝ご飯は食べたけれども、夕方に亡くなってしまいました。

ナツは、広島の呉市の動物管理センターからもらい受けた犬です。

10年と6ヶ月。

うちの犬としてとても楽しい時間をくれました。

本当にかわいくてかわいくて、大好きでした。

朗らかで誰とでも仲良くなり(人間の場合)、ご飯が大好きで、先輩犬のハルが大好きで、

まっすぐな性格の犬でした。

亡くなった翌日、ナツの好きだった山の家に行き、一晩を過ごしました。

山の家に向かう途中で、野生の鹿に会いました。

鹿も見送りに来てくれたんだなと思いました。

富士吉田市にある霊園で火葬に付し、煙が立ち上っていくのを見届けました。

風となって、富士山まで上り、いつまでも私達を見ていてくれたらなと思いました。

何度見送っても、犬との別れに慣れることがありません。

また、会えるよね。

ナツに心からの感謝をしています。