山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

海辺にて

来週から、海外にでかけるため、犬と少し遊んでおこうと逗子にやってきた。
 暦の上では秋でも、海辺はまだ、夏の装いだ。風があったため、ウインドサーフィンの帆が、蝶が休みをとっているみたいにたくさん波間に浮いている。
 
 犬たちは大喜びで、海にダッシュ。すぐに全身びしょぬれになる。そこへ、ピンクのビキニがよく似合う少女がやってくる。
 犬と海とボール投げが大好きのようで、犬用のボールを手渡すと懲りずに何度でも海に向かって、投げている。犬たちも、めんどくさがって、あまりボールを投げない飼い主より、飽きることなくボールを投げ続ける、若いお嬢ちゃんが気に入ったようだ。何度も何度も三人で(二頭と一人で)波打ち際で走り回っていた。写真はそのときのスナップ。

 こういうときは、子供がいてもいいかなあ、なんて里心が生まれる。
(しかし、こんな可愛いコができるという保証はない)

 しばらくすると、ハンサムな白人男性がニコニコしながらやってきた。彼女のパパである。金髪で長身、20代後半というところ。

「娘がお世話になりました。よかったら僕ともうひとり、コドモを作りませんか」
(原文、英語)といわれる。

 わけがない。(冗談です)
 きっちり、彼の斜め100メートル後ろには、ママも控えていた。『娘と遊んでくれてありがとう」と握手して、さわやかに去っていった。

犬たちも楽しかったようで、少女を囲んで素直に写真を撮らせた。

夏の終わりの穏やかな一日でした。