山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ころぶパン屋

半年ほど前に近所に新しいパン屋ができた。

近所のパン屋事情といえば、国道を渡ったところに、日本で一番クロワッサンが美味しいと言われている店はあって、なるほど、かなり高水準なんだけど、徒歩7、8分ほどかかるし、なにより、片側三車線の道を渡るのが、おっくうで、よほどのことがないと行かなかった。

道のこっちがわでは、数カ月前に、イタリア料理店が小さな店をだし、ここもなにやら高水準であるが、ちょい高だし、犬と行った場合、犬の待つスペースがなくて、我が家向きではなかった。

でもって最近は、イタリアンに続いて、人気のフランス料理店もパンを売るようになった。ここのパンはすこぶる美味しい。ここも犬待ちの場所がないけど、店のひとに注文したら、犬と一緒に外で待つことにしている。それほどうまい。

けれども、半年ほど前にできたパン屋はなにより、家に近かった。徒歩2分くらいかな。
なので、ここが美味しいことを望んだんだけど、まあ、普通っていうか、別に~ってレベルだった。残念。

そんでもって、昨日、犬と歩いていたら、例のパン屋(うちから一番近い店)がここのところ、ずっとシャッター閉まっていることに気づいた。そうか、人気なくて、店じまいなのかなあ、感じのよいお姉さんが接客してたから、不憫だなあ~などと思っていたのである。

そしたら、舗道に思いっきりころんだ。まあ、要するに、犬が急に私をひっぱり、おまけに舗道の縁石につまづいたわけである。膝を打って、左手の、中指、薬指、小指の計三本の爪が割れた。イタタ。

こういうのを、年をとったというのだろうか。あるいは、犬のしつけがなってない?
いやいやちがう。犬と歩くときはいつも覚醒していたのだ。それが、最近、やはり心労の連続で心ここにあらずだったんですね。多分。

で、派手にころびました。もちろん、閉まったパン屋のせいではないんですけどね。
その後、お気に入りのフランス料理屋系パン屋にて、パンと、ころんでかわいそうだったので、ケーキなども買いました。

おろかなことことでした。