山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

なけなしの幸せを数えて。

もう、二か月近く、映画を見に行ってない。
4月は二週間ほど海外ロケだったし、5月になると父親が亡くなったし、ひと段落ついてからは、仕事に忙殺されている。

恒常的睡眠不足だし、ジムにもいってないし、身体的、精神的にもかなりヘトヘトである。

あー映画みたい。小説は家にいても読めるけど、映画はねえ。
ビデオ借りに行く心と時間の余裕もないし。
なんか、悪のスパイラルに入りつつある。つまり、すべてのことが悪い方、悪い方にすすんでいるような。

が、気持ちまで、それにかすめとられると、ますますこの悪循環から逃れられなくなるから、よいことを数えなくては。

1)
ゴミ箱行きのぬいぐるみをひろって、うちの犬に上げたら、とても気に入って、子犬のようにかわいがっている。もう、内臓であるところの、おなかにつまっていた綿は全部、外に出しちゃったみたいだけど。

2)
発作的にオリジナルラブのアルバム購入。
(ほぼ日の影響)
到着が楽しみ。

3)
昨日、はじめて、手作り餃子が満足のいく味にできた。
(けど、焼き方をあやまって、かなり焦げた)

4)
ひさしぶりのひとから優しいメールが来た。

5)
今日は、自分が演出した「迷宮美術館」のオンエアだった。マリアントワネットを描いたルブランという女性画家のお話。
(ちょっとしたお涙ものだったのだが、実は放送日を知らなくて、「見た!」という知り合いからのメールで知ったのだった)

6)
TBS「情熱大陸」を見た。黒木瞳さんの回。なんでも持っているように見えても、努力を怠っていない方。エライなあと思う。きれいな女優さんはたくさんいる。だけど、きれいなだけじゃだめなんだよね。第一線にいられるってことは、並の努力ではないと思う。
そして、自分と年齢の近いひとが、きれいだと、なんか嬉しい。
(だからって同じじゃないことよくわかってる)

と、このように、幸せを数えようとしても、すぐにそれに付随する、不幸も数えてしまう。
なんてまあ、後ろむきなことよ。

逆から考えよう。
1)
映画を見に行けてないってことは、これからが楽しみじゃん。
「運命じゃないひと」「クローサー」「ミリオンダラーベイビー」「バッシング」
見たいよお。