山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

犬を洗う金曜日の午後



今日は、ひさしぶりに二頭の犬を洗いました。
近頃、いろんなことがひっ迫していたので、犬洗いどころではありませんでした。
だんだん気温が上がってきて、彼等の体臭が「心地よい」の範疇を越えてきたので、ばっさりお風呂に入っていただきました。

体重28キロの犬、二頭をひとりで洗うのは大変です。小さなお風呂場でですね、シャワーまみれ、犬用シャンプーまみれ、犬の毛まみれになって洗います。

一頭を洗っている間に、片方がはげしく、ブルブルと体を振るわせて、体中の水滴を跳ね返そうとするので、こちらもずぶ濡れになります。
手順はヒトと同じです。全身を濡らす、シャンプーする、すすぐ。

洗ったあとは、タオルドライですが、人ならバスタオル一枚で充分でしょうが、一頭二枚かかります。それでも、濡れそぼっているので、ドライヤーです。
ドライヤーは最初は怖がっていましたが、今では、ゴロりと横になって、おなかを出し、
「ここ、乾かしてくれ~」って感じになります。

ものすごい重労働なんですけど、犬の体を洗っているとなんとも言えない、幸福感が満ちてきます。洗っている私に、ほほ寄せてきたりもするので、愛情が爆発しそうになります。

経験がなく、一緒にしたら、怒鳴られることを覚悟していいますけど、赤子に乳でも飲ませているときの充実感に近いのではないかと。

(え?ちがうって?)

そんなわけで、梅雨の合間の、憂鬱な午後、ひとり、犬洗いに精を出すわたし。
なんだかなあ、でした。