今日は、5月に亡くなった父親の追悼式だった。
5月のときは、近親者だけで、さっさとお通夜や告別式を終わらせてしまったのだけど、結局、いろいろあって、本日の追悼式を開くことになった。
といっても、主催は、父が建築家をリタイアしたあと、つとめていたY美術学院の主催。一応、彼は学院長、つまり、現役で亡くなったため、正式な葬儀が必要だったようだ。
それで、Y学院が追悼式を開いて下さった。
結果からいうと、なんだかいい式だったように思う。
とてもたくさんの方々に集まっていただいた。予定よりずいぶん多くて、座りきれないほどだった。
式のメインは、親しかった方たちからの弔辞。あとは父の好きだったモーツアルトを流し
ながらの献花だけという、無宗教な感じも新鮮だったし。
仏式であれば、延々お経を聞くところだけど、父と深い交流のあった方たちの弔辞はそれぞれに、味わいがあって、聞きごたえがあった。例えば、結婚式だと、祝辞を聞いて、相手のひととなりを知ったりするけど、今回の追悼式では、似たような感慨を抱いた。
父の大学の頃からの友人の方や、後輩の方たちが、彼との思い出を語って行く。それまでしらなかった父の別の姿が浮き上がってくる。みなさんが、優しく語って下さるから、
「ずいぶん、いい奴」だったみたいに思え、家族としては、有り難い限りである。
式のあとは、駆け付けてくれた、親しい友人たちと会食。これもまた、楽しい。
そんなわけで、本日はいろんな方々に感謝したい気持ちです。
Y学院のみなさまはじめ、心のこもった弔辞を読んで下さった方々、ありがとうございました。そして、式に参列してくださったみなさまもありがとうございました。父的には空の上からかなり満足したと思います。
夕方に式は終わって、後処理のあと、一旦帰宅。
深夜にちょっとびっくりするくらいおしゃれなバーに行って、長い土曜日が終わった。
これで、ようやく、さよならを実感することができた。
(深夜に出かけた、都心に住んで○十年のわたしも驚いた、おしゃれなバーについては、明日、書きます。こんな店に連れてこられて、ある秘密のサービス(っていうのかな)を受けたら、フツウの女子はバタバタ落ちてしまいそうな店でした。ウフ。詳しくはあした)