山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ごく普通の国民のわたし。

昨日、灼熱の韓国から東京に戻ると、今日は、投票日だし、夕方からスコールのような雨が降るし、なかなか東京も、激しいもんである。

洗濯したり、掃除したり、明日締め切りの原稿を書いたりしているうちに一日が終わる。夜、久しぶりにテレビを見る。いろんな局がこぞって選挙速報をやっているのだけど、なんとなく、TBSを見てた。

うちはテレビのリモコンがないので(犬がかじって壊してしまったのね)、チャンネルを変えようと思ったら、テレビのモニターまで歩いていかないといけない。優雅で豪華でだだ広いリビングを横断するのは億劫なので・・というのは嘘で、モニターまでにほんの数歩でたどり着くんだけど、でも、面倒くさいから、めったなことではチャンネルを変えない。ザッピングなんて、とうの昔の出来事だ。

そんなわけで、TBSを見続ける。選挙の結果はともかく、久米さんと筑紫さんが出ているのは、濃いなあ~と思ったり、どっちもおじいさんだな~、田丸さんって思ったほど老けないな~、そういえば、最初のダンナの理想の女性が田丸さんだったな~とか、辻元清美さんはワセダの頃からの有名人だったな~とか、関係ないところばかりを見ている。

シキャクといわれたひとのなかに、かつて仕事したことのあるひともいて、ああいうひとも国会議員になるのだから、この世になにが起こっても不思議はないな~と思う。来年の今頃、どこに誰と住んでいるかだって、わからないぞ。それどころか、次に出す本が売れることだって、あり得るよな、なんて思う。

TBSには、東大教授のカンさん(漢字がでない)が出演されていて、このかた、好き。見た目や話し方やちょっといつも困っているよな感じが好みである。スリムだし。

カンさんが、「ごく普通の国民は・・」といういい方をしていた。そっか。ごく普通の国民。いろいろずれたところはあるけど、私も基本はごく普通の国民だった。

関係ないけど、韓国の男性って清純な感じのするひとが多かったなあ。素朴で善良ですって顔に書いてある。たぶん、会ったのは主に出版関係のひとだから、ごく普通の韓国のひとより、知的であったり、問題意識をもっていたりする確率が高いと思うけど、それでも、マスコミで働くひとが身に付けてしまいがちな、手あかのようなものにまみれていないひとが多かった。話すといつもほっとした。 例えば、すれた都会の女性に飽きた男が、田舎の純な少女に憧れるように、韓国の男性に平穏を求めるって感じはよくわかる。そんなの幻想だとは思うけど、東京の汚辱にまみれたひとたちに疲れたら、つるっとしてスリムな韓国人男性にいくってのもありかも。真剣に国政のゆくえを話しているカン教授をみながら、邪なことを考えるのであった。

実はかの地にちょっと気になるヒトがいるのだった。フフ。また、会えるもんね。