お金のことについて考える。(ちょっと用事で税理士さんのところにいったのでね)
税理士さんは、仕事がら、いくら稼いだかで、そのひとを評価するような部分がある。なにをやったか、より、いくら稼いだか、なのだ。
それはそれでいいし、物事を数値化することでわかりやすくなる部分もあるのだから、いいとは思う。けれども、お金っていうのは、やっぱり、目的ではなくて、道具なのだと思う。
例えば、私は海外ロケに出かけている間、ペットシッターを頼む。犬の世話をしてもらうわけだ。これはお金で世話を買っていることになる。つまり、お金=道具である。ややこしいことを解決するにもお金は有効な道具である。たいていの事件は、お金に換算されるうる。
失恋だって、精神的苦痛として、金銭化できる。これは悲しみをお金に替えるわけである。
そうしてみると、お金とは全く便利な道具である。なんにでも代替可能な万能選手なのだ。
が、あくまで、道具でしかない、ということを忘れずにいたい。お金を稼ぐことが目的になると、結局、自分がお金の道具になってしまう。お金を増やすためにあれこれするってことが目的になると、結局お金に使われているように思う。
いえ。
ちょっと番組の予算のことなど考えていたら(普段はそういうこと、全くノータッチなんだけどね、苦手だし)、お金ってなんだろうって思ったのだった。
一応、いっとくと、負けおしみじゃないのよ、ほんとに。