山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

チョコと頭痛とスキー場

一日中、アタマが痛くって、おかげですべてにもやがかかったような一日でした。

中くらいのバケツのなかに、壊れやすい豆腐が入っていて、ゆっくり動かさないと、豆腐が壊れてしまう感じ。つまり、そんなバケツを頭に乗せて歩いている感じで、ちょっと無謀なことをすると、やわらかい豆腐がバケツのふちに当たって、ひびが入る感じでじわっと痛い。だから、そっとそっと、動いたりして。

それでも、結局、頭痛薬飲んでしまって、クリスマスの街なかへちょっと出かける。
ひとにプレゼントするために、表参道のピエール・エルメというお菓子屋さんへ行く。ここは、知る人ぞ知る、パリの有名なお菓子屋さん。今年のバレンタインの時も買いに行ったけど、なにしろ高いので、大切なひとのみ、ここのチョコにしたのだった。

でもって、今日もチョコレートを買いました。ほんのちょっとで、3000円くらいする。で、かわいそうなので、自分にも1800円のを一箱と、大好きなマカロンを2つ買う。レモン味のが特に美味しかった~。

帰りに、よくお仕事する制作会社に忍び込んで、後輩にプレゼントを置いて来る。にわか、サンタクロースじゃ。(いや、別に結婚祝いなんだけどさ)

それで、薬が切れるとまた、トーフ頭に戻ってしまうので、外に出たら、映画に行くのが決まりなんだけど、今日はやめて(それに日曜だし・・日曜は映画館も混んでいることあるし、無料パスが通用しないのでね)帰って来る。

家で、藤本由香里「愛情評論」、柴田元幸&沼野充義「200X年文学の旅」を読む。どっちも文学評論なんで、読んでいると評論じゃなくて、ずばり作品、小説を読みたくなる。でも、頭いたくって。

そういえば、おととい、遥洋子「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」を読んだ。(数年前のベストセラーだったのね)感動的だった。もっと早く読めばよかった。この本の解説を、斉藤美奈子さんが書いていて、フェミニズムの現状をスキー場になぞらえ、「上級コースでは、アクロバット的なスキーが展開されているのに、下の方のゲレンデでは、ボーゲンさえできない初心者がころんでばかりいる」

ほんとになあ、と思った。
昨日の女子だちと話ていても、結局、現実は、ボーゲンでころんでいるゲレンデなんだよね。

そんなことを、頭痛のバケツ頭で考えた日曜日。