山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

美人脚本家ってやつ

そんなわけで、「古畑任三郎」を見る。

三夜目の今夜は、松嶋菜々子さん演じる女性脚本家が犯人とあって、普段よりぐっと興味があった。
だって、まず、三谷さん自身がl脚本家だからどんな風に描くのかなあって思うし、というか、脚本家が殺したいひとって誰よ?って興味、さらに「女性」だし、一応、自分も近い世界にいるからね。

ドラマのなかで、脚本家にはふたつの力が必要だと、松嶋菜々子さん演じる脚本家はおっしゃる。ひとつは、ドラマ全体を作る構成力。そしてもうひとつはいきいきとしたセリフを書く力。もちろん、三谷さんご自身は両方、たっぷりお持ちである。

けど、あえてそんなセリフが出て来るというのは、どっちか片方しか持っていないヒトいるでしょー、ほら、誰とは言わないけどさーと言っているみたいでおかしかった。

さらに、松嶋菜々子さん演じる妹の方(営業担当)のキャラが、実に「いるいる」って感じでリアルだった。やたら元気でスタッフとため口というか、友達のようなしゃべり方をしたり、打ち上げでは、仕事に有利な相手と途中で抜け出し、個別に迫る・・など(笑・・笑えないけど)

あと、「もう、疲れました」と遺書を残して自殺するっていうのもなんとも。だって、野沢尚さん、自殺しているし。リアルすぎる。(尊敬していたので、残念)

最後にフルハタさんが、漫画家の話をしたのはなぜかしら。あれって最初のシリーズへのオマージュ?

中森明菜さんが演じていたんだよね。ゴールデンレトリーバー飼っていて、女たらしの恋人を殺す。この女たらしの名前はハタ○○さんだよね。あの頃、女たらしといえば、名字はハタ○○さんだったのだ。(私も『猫』にて使わせてもらいました)

あの頃、私はめちゃくちゃなドラマを撮っていて、そのなかのひとりとよくフルハタの話をしたのだった。ビデオを貸しあったり。なつかし。

そんなわけで、面白うございました。