山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

胃カメラ、ストーカー逮捕、やさしさ

明日の朝、胃カメラを飲むので、午後8時から何も食べていなくて、激しく空腹。

そりゃあ、普通の暮らしをしていれば、午後8時までに夕食をすませておけばいいけれど、自堕落なわたくしは、午後4時頃起床、6時頃、本人にとっての朝ご飯、深夜12時頃、昼けん夜ご飯、その後は、お菓子などをちょっと食べつつ、午前8時頃睡眠というのが日常のスケジュールなので、深夜になったらすごくおなかすきました。

そんなくだらない話はともかく、さっきネット上のニュースで、荻野アンナさんを脅していたひとが逮捕されました。このひと、うちにもよく電話してくるひとでした。で、映画監督仲間と飲んでいる時、このひとの話題になったら、そこにいた監督6人くらいのほぼ全員が同じ被害にあっていた。少なくとも映像業界では結構知れた存在だった。(映画に出してくれって言ってくるようで、実際、会った監督もいた)

ところが、この逮捕をきっかけにネット上で検索すると、まずは演劇業界でも有名なストーカーだったらしく、さらに、文芸業界でも女性の作家さんなどにもずいぶん、電話をしていたようだった。そのあたりの情報を読むと、手口はみんな同じなのね。しかし、ずいぶんたくさんの相手に電話しまくっていたんだなー。

このひと、最初、うちに電話してきたときも、わたしの作った番組を見て、よかったから電話した・・とのことだった。どうやって電話番号調べたんだろうと思いつつも、自分が作ったものをほめられるとつい嬉しくなるから、普通に話してしまった。しかし、次から、どんどん電話かかってきて、出ないと留守電などに暴言を吹き込む・・ということが繰り返された。怖かった。

が、そのことはともかく、劇団のひとなり、作家なり、映画監督なり、みんな、やっぱり優しいんだと思うんだよなあ。
相手が作家志望、役者志望だといえば、一応話は聞くし、頑張ってねという気持ちにもなる。そのひとに会ったという監督だって、かなり著名なひとだけど、相手が無名であっても、自分の映画を好きになってくれて、出たいという役者には、ちゃんと時間作って会うんだよね。

そういう真っ当さを作り手のひとは結構持っている。それを、逆手にとるようなことってとてもイヤだな。


今回逮捕されたひとは、ずっと本名で連絡してきていたんだよね。匿名でいやがらせをするひとよりはずっとましかと思うけど。
(今は電話でもネットでも「脅し」をすると、逮捕される時代になってますから。ネット上の匿名なんてすぐに調べられるし)

ニュースを知って、ちょっと複雑な気持ちになりました。
(ちなみに私も警察には連絡済みでした・・)