山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

サル新聞

久しぶりに家にいられたので、たまっていた新聞をまとめ読み。
忙しいといつも、新聞読まなくなる。新聞読まなくても、インターネットでざっくりニュースは読んでるし、事件を知り逃したとしても、別段困る人生(って大げさだけど)じゃないし。

で、部屋の隅でたまっていく新聞を見ながら、毎度考えるわけである。やっぱり、新聞やめようか。
折り込みチラシの量もハンパではないから、新聞はあっという間に粗大ゴミになっている。

読み損なった新聞をそのまま捨てるということはできない。やはり、読まないともったいないと思う。ここが肝心で、「読みたい」という積極的な動機ではなく、「もったいない」というしみったれた気持ちなのだ。

それで、本日、10日分くらいの朝刊・夕刊をまとめ読み。とはいえ、まともに読んでいると終わらないので、結局とばし読みなのだ。読み始める前までは、「読まなきゃ、読まなきゃ」ともはや、強迫観念に迫られているわけで、なおさら、「新聞やめよか」と思うのだ。

ところがさー、読んでみると、敵もサルもの、ひっかくもの、で、やっぱ結構面白い記事があるのよね。朝日新聞の記者ってエリートだもんな。

島田雅彦さんの文芸時評とか読んでよかったし(なんとなく、溜飲が下がったし)、ネットでは読めなかったかもしれない経験もできるわけで。

それになにより、ほとんど一日中、見つめているPC画面ではなく、ソファにゆっくり座って、紙でDえきた新聞を、手でもって、ばさばさやりながら読むっていうのも、悪くないんだよなあ。

くつろぐっていうのかしら。

当分、新聞やめられそうもない。