山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

見えないところで助けられている。

えっと、実は、ここ数日、やる気力が低下しており、やらなければならない仕事になかなか手をつけられないでいた。

にもかかわらず、以前、頑張って作った番組が再放送になり、たくさんのひとがこのブログに来てくれれたり、別のSNSでは、以前やったドラマのことを書き込んだら、多くのひとが集まってくれたりした。結果、本の売り上げが伸びたようだ。(「ベイビーシャワー」「すべては海になる」、アマゾンで注文して買ってくれた方々、ありがとうございます。お礼におまけでもつけたいだけど、どうしていいかわかんないし。せめて、「ありがとう」×百)

いいチャンスなのだから、頑張ってる姿を見せたいし、読者が増えるようなことを書きたいんだけど、そこはほら、やる気低下時期のため、(バイオリズムでいうと底の感じ)、そんなウマイこと書けなくって。

だらだら遊んだ日曜日とか、ひとさまの映画の文句ばかり書いていた。そして、本日もやる気パワーが壊滅し、昼間っから、さぼって、映画みてた。今日見たのは、豊田利晃監督の「ナイン・ソウルズ」

やられた~。この監督の作品は、「ポルノスター」「アンチェイン梶」「空中庭園」と「青い春」以外はだいたい見ているのだが、基本的、ファンです。すばらしい、かっこいい。大麻所持だかで捕まってほんと残念。自分の小説を映画化してもらいたいのになあ。

と、このように感激しながらもそのまま遊んでいたわけですが、夕方にですね、かつて親しかったひとが、近々ビッグな仕事に取り組む、という情報を得ました。私の落ち度からそのひとを傷つけてしまい、長い間の関係に終止符を打つことになってしまったのだけど、(向こうから絶交された)、時々、どうしてるかな~、仕事してるかな~なんて思ってた。そんなに器用なひとではないから、この厳しい業界を生き抜いていくのは一大事で、だからこそずっと支え合ってやってきた部分もあった。

そしたらさ、結構いいお仕事をするらしいではないか。そのひとらしい内容である。よかった~という気分とともに、そうか、あいつが頑張っているのだから、私もちゃんとしないといけないよ、と思ったのだ。

この情報がなければ、今も遊んでいたかもしれない。そんなわけで、夕食後、急にやる気が出て、締め切りを過ぎていた書き物をさっさと仕上げる。やってみれば、ほら、楽しい。書きながら、感動して泣いたよ。(おめでたいでしょ、自分で書いたもので自分で感動してるんだから)

そんなわけで、そのひととは関係はなくなってしまったけど、このようにしてつながり、このようにして助けてもらった。Mよ、そっちも頑張ってね。私もこの道を行くからね。いつか、また、会えますように。星空に願いを託すのであった。