山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

仏教徒としてのリアリティ

今日は、よいことが2つありました。
長い人生、つらい毎日(?)、一日に二つもよいことがあるなんて、私はラッキーだと思うことにしよう。

ひとつめ。
NONFIXの関西地区の再放送によって、アクセス数が飛躍的に伸びる。普段の3倍。やはり、テレビの影響ってすごいんだなあ。って、アクセス数が伸びたことがうれしいというより、あの番組に興味をもってくれたひとがいるってことが、うれしいのでありました。(なんにせよ、作ったものを見てもらえたり、読んでもらえたりするのがうれしいのだ、それが一番)

ふたつ。
これはちっちゃいかな。
以前よりデジカメ(スチール)の充電器がなくなって、買い換えるか否かで迷っていた。というのも、デジカメ買うなら、電子辞書買えよ。電子辞書さえあれば、いついかなる時も知らない漢字や文字を調べることができ、書き物で生きていこうという身、設備投資の意味からも、デジカメ買う余裕があるなら、電子辞書にしなさい、と思っていたのですね。

もちろん、ふたつとも買えばいいじゃないか、という考えもあるのですが、近々引っ越しを控え、これから物いりなんですよね。おまけに、主な収入源であるテレビのお仕事やんないから、確実に貧困化するわけです。

で、意を決して、ソニーに電話したわけです。そしたらさー、充電器だけで7000円くらいする。だったら、新しいデジカメ買いたいな~と決意がゆらぐ。

と、つまらん話が長くなりました。で、家中を探したら、約3か月間行方不明になっていた、充電器が見つかりましたとさ。よかった~。

昼間は、八束澄子著「わたしの、好きな人」を読む。小学生の恋愛?と最初はちょっとひいたけど、読んでみたら、ていねいに書かれた、すがすがしい小説だった。最後は不覚にも泣いたぜ。

夜、キムギドク監督の「春夏秋冬、そして春」をDVDにて鑑賞。これにてギドク作品を3つ見たけど、もう、いいや。なんかさ~、いかにもヨーロッパの観客を意識した作りなので、同じ仏教徒であり、東アジアの人間としては、つらいものがあった。深淵なテーマを扱っているように見せて、実はとてもわかりやすくて、チープな世界観に支えられている。ことわざのような、といったら語弊があるかな。なんなんだよ、この思わせぶりな映画は。仏教PVとでもいおうか。

いけない、いけない。
ひとさまの作品をあしざまに言っては。天に吐いたつばは必ずや自分に戻ってくるでしょう、ってなんだか、仏教徒気分です。ひとの作品を悪くいうのは簡単だもんね。じゃ、おまえ作ってみろ!ってことです。


はい、頑張ります。(明日から・・テヘ)