山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ロケバスとベンツの殺し合い未遂。

一日中、家にいて、書き物をしている。
すると、関係をもつのは、二頭の犬だけってことになる。

PCに向かう手を休めると、なにげなく、犬を見ることになる。サボりたいときはずっと犬を見てる。すると、犬にも「決断」の瞬間があって、なにやら動きだすわけですね。

「そろそろ、水でも飲むか」とか、「ベランダ行って、外でも見るか」ってな感じで行動に移るんですよ。あ、今、決断したのだな、と。

私がじっと見ていても、「ケ、さぼってんじゃねーよ」って目つきでちらっと見たきり、相手してくれなかったり、急にしっぽふって近づいてきて、「さぼってんなら、散歩行こうぜ」って誘ってきたり。

・・・・。
と、こんなことを書いてて、ちょっと危ないひとみたいですね。犬の頭のなかのことばかり。
平和っていうか、ずれてるっていうか。

昨晩ぼんやりしてたら、眼下の道路でけんかが始まりました。ベンツとどっかのロケバスがぶつかりそうになったらしくて、「どこのロケバスだ!」とベンツの運転手が叫んだ声につられて、窓から顔をだしてみました。すると、向かい側のマンションの住人も身体を乗り出してみてました。

ロケバスの運転手さんは、しきりに「ごめんなさい」と謝っているのに、ベンツのひとは、「殺すぞ」と力んでる。そしたら、向かいのマンションのひと、「殺し合え、殺しあっちまえ」とはやしたててました。

ロケバスのひとが平謝りなのと、見学者が増えたせいか、ベンツのひと、「気をつけろ!」と昔ながらの捨て台詞を残して、走り去りました。午前4時、大都会の交差点での出来事でした。一部始終を見ている私も私。犬も一緒に見ていました。

ちゃんちゃん!