山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

「海」映画化計画その1

不定期で、拙著「すべては海になる」の映画化への道を書いていきますねー。
今の時代って、いろんなひとがいろんな方法で映画を撮れる環境にあるので、過程をお知らせするのもいいかもしれない。途中で挫折したらそれはそれってことで。

現在は、某映画会社(迷惑をかけるといけないので、匿名にさせてくださいね)のプロデューサーと話しています。この方は、私の本やら脚本やらをていねいに読んでくださって、「じゃ、ひとつやってみるか」と腰を上げてくれました。まだ、なにも決まってないしけど、どんな計画だって、最初はゼロからだもんね。

まずは、小説を脚本にします。ベストセラーや著名な作家の作品ならともかく、なにをするにも、脚本がいるわけです。で、脚本を持ってですね、出演してほしい俳優さんたちにあたる。さらに、出資者を募るわけです。だから、脚本はとても大切ですね。

TVドラマの脚本は書いてきたし、映画の脚本で賞などももらったことがあるので、なんとかなる。自分の原作ですから、難しい部分もあるんだけど、脚本化するときは、自分が原作書いたことを忘れて、テレビのひとっていうか、映像のひとの気分で書かないといけないわけですねー。

今回は、原作・脚本・監督でやろうと思っているので、自分のなかに、種類のちがうヒトが三人いる感じなります。普段から、いろんなヒトに分裂しておりますから。へっへっへ。(って不吉に笑って自慢することじゃないよね)

当分は脚本作りです。楽しいなあ。プロデューサーの方も積極的に脚本作りに参加してくださるそうなので、楽しみです。ひとと話すことで、物語は膨らむんですもの。ハリウッド映画などは、10人以上が、集まって、脚本会議をするわけです。たったひとりで書く小説と違って、それはそれで、楽しい共同作業なんですね。

でも、小説だったひとりで書いているわけでもないよなあ。自分の場合は、信頼している読み手がいて、丹念に読んでもらいます。そして、会議を繰り返して、作ってるんですね。
書くときはひとりだけど、「こうしようかなあ」とか「結末のこれってどうよ」と言葉にすることによって、問題点がはっきりするんです。支えになってくれるひとがいることは、とてもハッピーだと思っております。

このブログを読んでくださっていて、映画に出資したい、ボランティアで出演したい、手伝いたいなどありましたら、ぜひ、よろしくお願いします。