山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

オーラの正体って。

漠然とテレビを見ていたら、「オーラの泉」というのをやっていて、江原啓介が松岡修造のオーラについて説明していた。たまにこの手の番組を見るけど、オーラってホントに見えるのかしら。というより、そもそもオーラってあるの?

そう思う一方で、自分も見てもらいたいなーと思ったりもする。けれども、じゃあ、明日起きてすぐに、どこかの占い師に駆け込むってことはない。今は、せっぱつまった悩みがないということよね。悩みがあれば、友達から始まって、占い師、はては精神科医まで訪ねることでしょう。

あ、そうじゃなくてオーラの話。少なくとも私は、ひとのオーラは見えないけど、でも、短い時間で、「このひとはこういうひとではないか」と話すことはできなくないと思う。それは、長く生きてきて、いろんなひとを見てきたから、外見や話し方などでたいていのことがわかるような気がするってことだ。けど、これも「気がする」だけで当たるかどうかわかんないよね。

特に女の子の場合は、外見だけで判断しにくいこと、たくさんある。先日、30代の女性と仕事の打ち合わせで初めて会った。割と派手目な服装で、目のはっきりした美形、一方で、かなり露出度の高い服を着ているので、「ダメかな」と思った。そういう女子は、男に目がいっているから、仕事がおろそかになりがち・・という先入観があったかもしれない。けど、ゆっくり話すと、見た目とはちがって、地味なテーマをこつこつ研究していたり、こちらの情報にも詳しくて、「はすっぱな印象だけど仕事はしっかり」というタイプであることを確認した。そして、そういうタイプが実はもっとも信頼できるのだった。なぜなら、自分もそういう道を歩いてきたから。

振り返ってみると、仕事はいつも精一杯やってきたつもりだけど、服装については、(ロケの時はなどはのぞくけど)、「ホステスみたい」とよく言われたし、態度がだらしがない、というのは今でもよく言われることだ。けど、服と仕事は別だもんね。

えっと、で、オーラの話。
まあ、オーラのなんたるかはわからなくても、勝手に物語りを作るのが仕事だから、ひとの物語も結構できると思うのよね。 オーラの話って結局、そのひとの物語の話でしょ。オーラが見えなくても、企業は面接で、社員を選ぶし、そうだ、私たちの業界では、オーディションというのがあって、短時間で、出演者を選んだりする。オーディションの時って、入ってきた瞬間の印象、自己紹介の印象、セリフ読みなどの印象の三段階があって、その度にその人への評価が変わる。それをオーラによって判断している・・と表現してもいいかもしれない。要するに「印象」ってことよね。

オーラの話が長くなってしまった。カレンダーは真夏なのに、こんなに涼しいと気分がでない。過ごしやすくて楽な一方で、夏らしさがないのもさみしい。そして、早く海に行きたいな~。