今日は、人気の占い師に見てもらいに行って来た。
どちらかというと信心深いほうではないし、雑誌の星占いは読まないし、血液型占いも信じないほうである。
が。
長い人生迷うことも多くて、30代の前半には、いろんな占い師のもとを訪ねたこともあった。前世占いとかね。でも、結局、「占いとは、カウンセリング」だなあと思うことが多かった。
ので、占いはやめて、精神科や心療内科へ行って、カウンセリングを受けたりしてました。カウンセラーとも相性というものがあって、「うさんくさいなー」と思うひともいたし、カウンセラーが考えるくらいの精神分析なら自分でできる…と思うこともあった。
でも、運良く信頼できそうな精神科医と出会い、その方のもとへ半年くらいは通っただろうか。一回の診察料が12000円だったので、高くて、そうしょっちゅう行けなかった。そして、「高いからもうやめよう」と思ったころ、精神が安定した…と記憶している。こんなに払うなら、楽しく温泉でも行こうと思えたら、治ったってことだよね。
…という前置きはともかく、今日行って来たのは、これまでとはちょっと違ったタイプの占い師さんだった。
ゲッターズ飯田さんという、占い業界では結構な有名人であるらしい。元はお笑い芸人であったのが、現在は、放送作家などをやりつつ、占いもしているというめずらしいタイプである。
たいへんな人気らしく、友人の業界人を通じて、予約してもらったのであった。(一ヶ月くらいの待ち時間!)
で、結果からいうと、びっくりするほど、当たっていた。
これまで自分が経験した占い師というのは、こちらの顔を見て、こちらの悩みのポイントを聞いて、話をしながら、占っていくひとが多かった。これって、誘導尋問というか、ひとを見る洞察力が少し長けているひとなら、結構、できるものである。
自分もできる自信がある。特に女性の恋愛占いなら、女性を見たらたいてい、言い当てることができると思う。「モテない」かどうか、「どうしたらモテるか」…なら、アドバイスできる自信があるぞ。
…という、どうでもいい自慢はともかく、このゲッターズさんは、そういう「誘導尋問」系ではないのである。
占いとは統計学である…という占いの生まれた中国以来の思想(…と飯田さんが言った)に従って、占うのである。
なので、最初に名前と生年月日を言って、手相を短くみたあと、しばらく、秘密のノートを見ながら、なにやら調べているのである。非常に熱心に。そして、ノートに不思議な記号を書いていく。象形文字のようでもあるし、アラビア語のようでもある。とにかく、なにが書いてあるか読めない。
そして、いきなり、語り始めるのである。こっちがひとことも発していないのに、「あなたはこんなひとです」と…。
次々と語られる、「あなたの性格と人生」…これがさー、なんで?なんで、知っているの?っていうくらい、自分の場合は当たっていた。当たられていた。ちょっと知られたくない分野の話まで…。
安全な部分だけ書くと、たとえば、直感だけで生きている…とか、前向きだけど、時々ぶれるとか、偉そうにしている権力者が嫌いとか、たいした努力をしないで結果を得ているとか…。
いや、努力家です…と反論すると、「あなたよりもっと努力しても報われないひとのが多いです。割と、すいすいとなんでもやってきたでしょ」と言われる。うーそうかもしれない。
このほかに、喉が弱いでしょ…とか。実際、自分は、喉が弱くて、咳が止まらない病気になったり、常にのど飴の手放せないたちである。これ、事実。さらに、左の足首が弱くないか…といわれる。左のヒザが弱い…。
決定的だったのは、「去年の10月に決断したことは、絶対やったほうがいい」…と言われたこと。
去年の10月とは、最愛の犬ミニが亡くなった時だ。この時、自分は本当に悲しくて、悲しみの先で、たどり着いたことがあった。そして、それをきっかけにこのあとの人生を決めようと思ったのだ。
なんで?なんで、10月に自分を変える大事件があったということを、この占い師は知っているのだ?
このほか、商売っけがないとか、エロだとか言われましたよ。物事の裏を見るのが好きでしょう…とか。
生まれる時代が違っていたら、やくざの情婦で姉御になっていた…とも言われました。それって、今の外見を見ていっているのかもしれないけどさ…苦笑。
そんなわけで、びっくりの連続。
しかも、自分がうっすら計画していたことを、結果的に後押ししてもらうことになった。まあ、これは、12月にスコットランドで手にしたフォーチュン・クッキーしかり、初詣のおみくじしかり…なんだけどね。
う~ん、不思議だ。そして、なぜか、ハッピーな気持ちになっている。紹介してくれた女子となんだか楽しく、浮かれながら、電車に乗って帰って来たのだった。
参考までに、ゲッターズ飯田さんのサイトはここです。
ここから予約もできるみたいでした。興味のある方はどうぞ。