山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

時間を超えてきたものがすき。



今日は雨の中、勝ちどきにある、アンティークのインテリアショップに行った。インテリアはだいたいそろったんだけど、ダイニングテーブルだけがまだだった。これまで使っていたテーブルもあるけど、小さいので、この際購入することにしたのだ。

しかし、どのようなテーブルにするかは正直かなり迷った。ソファだと、あきらかにデザインの好みや値段から、絞り込めるけど、テーブルって、要するに四角、もしくは、丸い形の台でしょ。それほど、デザインに差があるわけではないし、ただの四角なのに、素材によって、値段にすごい差があるし、なかなか決めがたかった。

今まで、丸いテーブルだったので、四角(長方形)にすることは決めていたけど、そのほかはよくわからなくって。床や建具の色に合わせて選ぶのが無難でしょうが、最近はミスマッチも楽しいので、「なんでもあり」になりつつあった。

たくさんの家具やさんを見たけど、決めがたかった。けど、週末、ふらりとでかけた広尾のアンティークショップで、古いイギリスのテーブルを見て、すっかり、アンティークっていいなと思い始めた。それで、今日は、もっとたくさん見ようと、勝ちどきまで行ったわけ。そして、買ってしまった。(まだ、届いていないので写真を載せられないけど、マホガニーの四つ足で、なんだかかわいいのね)

いやあ、こんな日は来るとは思わなかった。古いものに、良さを感じるなんて。いよいよ私も隠居か?実は、実家そのものがアンティークみたいな家であり、祖父が若き頃、ヨーロッパで求めた家具がごろごろしているので、若い頃はあまり興味なかったんだ。けれど、最近、ぐんぐん、そういうものに目覚めてしまって。

多少使い勝手が悪くても、傷があっても、歴史を経てきたものって、味わいがあるのよね。なんともいえない。合板の大量生産された、便利で軽くて、ばしばし使える家具もいいけど、存在感のあるものはやはりいいな。

説明遅くなったけど、写真は、数年前に購入した、やはりアンティークのたんす。一番上の引き出しの取っ手が壊れてしまっているけど、気に入っています。使うほどに、かわいいから。(普段、タンスの上には、もう少し飾り立てるんだけど、引っ越し直後で、あまりかわいくなくて失礼)

古き良きものに郷愁を感じるのだった。