山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

言葉の強さと恐ろしさ。



写真は、お気に入りのケーキやさん、ラビラントのいちじくのタルト。

毎日読んでいるhpって、糸井重里さんの「ほぼ日」なんだけど、そこで毎日写真がアップされていてそれを見るのが、楽しみなため、まねしようと思って、最近、頑張っている。特に本文に関係なくても、写真を見るのは楽しいから。

他によく読むのは、友人のブログ。ガンにかかって、入退院を繰り返しているんだけど、そう聞くと、ハードな内容を想像しがちだけど、本人の性格と文章力によって、読ませるブログなんだな。

糸井さんにしろ、友人にしろ、本名で書いている。(私もそうです)実はこれはこれで勇気のいることなんだよな。ネット上だと、匿名をいいことに他人のブログにいやなことを書き込んだり、けんかを売ったりするひとがいるけど、実名でも同じことができるだろうか。2ちゃんねるの隆盛だって、あれが匿名だからだ。

時々、私も匿名のブログでもやろうかという気持ちにもなる。仕事でひどいめにあったら、その対象について、「むかついた」って書くとか、「これは企業としておかしい」って暴露するとか、いくらでもおもしろおかしく書けると思う。映画や小説に対しても、「ひどい出来だ」と批判したくなるものもたくさんある。けどさ、そんなこと、匿名をいいことに書き殴るのは卑怯だと思うのだ。ホントにひどいと思ったことは、ブログでうさをはらしたりせず、正当な手段で抗議するべきだし、実際そうしてる。それによって、仕事の数が減ったりすることもあるけど、闘うってそういうことだから、仕方ないと思っている。

小説や映画の批判にしても、単なる悪口になりそうなものは控えたいし、あえて、どうしても書きたければ、やはり実名でかく。書いたことに対して責任をとりたい。

匿名だから書ける批判っていうのは、やはり卑怯だと思うのだ。自分は安全な場所にいて、ひとを批難するのは、好きじゃない。

(ちなみに、ほめたりするのは、匿名でもいいと思うのでした。嬉しいしね)

なんでこんなことを書くかといえば、友人が2チャンネル読むと落ち込むよねって話をしていて、あそこで罵詈雑言を書いているひとって、普段は普通のひとなのだろうか、それとも、実生活でも、恐ろしいことを言っているのかしら・・というのが話題になったからでした。

言葉には魂が宿っていると信じているので、悪い言葉を不用意に書くもんじゃないと思う。言葉にしたら、いつか戻ってくるように思うのだった。