山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

小説を書くのに最高の環境

ラジオを聞いていたら(JーWAVE)、「カフカ賞」の関係でしょうか、村上春樹先生が、初めて小説を書いたころについて、DJのひとが話していました。29歳の時、ジャズ喫茶をやっていて、ふと書いてみようと思い立ち、店が終わった夜に書き始めたそうです。仕事をして疲れているので、一日一時間くらいし書けなかったけど、楽しかったって。そういうお話を小耳にはさみました。

つづいて、朝日新聞を読んでいたら、三谷幸喜さんが、一日3時間くらいしか睡眠時間なくて、戯曲を書いてて、演出もしてて、ついでに犬の散歩にも行っていて・・と書いてありました。疲れのせいで、首に痛みがあり、むち打ち症のひとがするような、首ようのギブスをはめていらっしゃるようで。でも、もちろん、書いてる。

これらの情報に触れ、大いに反省いたしました。仕事が進まない100の言い訳がありますが、新世代の文豪と呼ばれる方だって、仕事のあとにくたくたになりながらも、あの傑作「風の歌を聴け」を執筆されてる。売れっ子脚本家の方だって、首が曲がっても書いてるし、犬の散歩に行ってる。もう、私ごときが、風邪ひいたくらいで、絶望してたらダメですねえ。(ついでに犬の散歩もさぼるし)

要するに、小説を書くのに最高の環境なんてないわけで、いつでもどんな状況でも書けるなら書けるもんだ、ということでありました。それで、ひとまずは、犬の散歩に行ってきた次第。(ひとつクリア)でもって、せっかく反省したんだから、ターボをかけて(古い言い回しだなあ)、頑張ろうと思います。もう、11月だから、今年も終わりだから、なにもかも無理かしら・・なんてつい思っていたんです。まだ、2ヶ月もあるじゃないか。そう、そうね。

同じくJWAVEで今年の抱負ってやっていて、あと二ヶ月でできることをあげていました。やりましょー。