山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

傷つきやすい私たち?

新聞のアンケートに、大学生の半数近くが、「自分は傷つきやすい」と感じていると書いてあった。「傷つきやすい」という言葉からして、「普通のひとと比べて、傷つきやすい」って前提があると思う。けど、半数以上のひとがそう思っているなら、傷つきやすさは、普通レベルってことになるかもしれない。ややこしいな。

前に、日本人の8割だったかが、中流と考えている・・というのもあったけど、なんだか似てるよね。それでもって、確かに、今の若者さんは傷つきやすいかもしれない。すぐ自殺するし?(いや、ここらへんは、数を見てみないと、若い人の自殺が増えているかどうか知らないので、安易な断定はいけないわね)

私は若年層じゃないけど、結構、傷つきやすいかもな~。そういう意味では、若者と同じ気分を共有できるから、ターゲットに合わせることができるので楽かしら。いや、傷つきやすいんだから、楽じゃないか。

久しぶりにテレビを見たら、なんだか落ち込んでしまって。特別、悲惨な内容の番組を見たわけではないのに、なんで落ち込むのかしら。何で傷つくのかしら。テレビの、あの、たたみかけるような演出が、久しぶりに見ると、びっくりしちゃって。久しぶりに乗った満員電車みたいな感じ。普通のことのように見えるけど、冷静に見ると、「ヘンでしょ、それ」「きついでしょ、それ」って感じがする。見知らぬひとが、身体をくっつけて、ギューギュー詰めにされてるし、大げさな演出で、あおるような番組が多いし。

で、なんだか、傷つくわけでした。元々テレビ屋のくせに、そんなこと言ってられないね。たは。