山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

舞妓haaaanと爆発。

渋谷で「舞子haaan!」を見てたら、上映中に、「どん!」という音がした。地震かな?と思ったけど、舞子はんが面白かったので、気にせず、映画鑑賞。上映後、外にでると、消防車やパトカーがいて、警官も無数に(無数ってことはないか)、立っていて騒然としていた。ワールドカップでも始まったのかなあと思ったけど、(以前、映画館から外にでたら、町ゆくひとが、みんなブルーのユニフォーム着ていたことがあって、その時は、W杯だったのだ)、そういうお目出度いことではないさそうだ。と思いつつ、帰宅。

ニュースで温泉施設の爆発を知る。あの「ドン!」って音と振動がそうだったのかあと、妙に納得した。事件はともかく、「舞子はん」面白かったー。阿部サダヲさんって、この間の大人計画の舞台でもぶっちぎりの存在感とおもしろさにドライブかかってたけど、映画も同じ。阿部サダヲを見に行く!感じだった。とってもシュールなのに難しすぎない感じと基本が優しいコメディなのかもしれない。ほんわか笑った。昨日は「大日本人」を見たんだけど、日本の笑いって、ものすごくレベル高いんじゃないかなー。こんな高度な笑いが日常的に映画館でやってる国ってそんなになさそう。平和な国ほど、お笑いが高度でキツくなるんだよね。戦火が絶えなければ、文字通り、「笑っている場合」じゃないからね。

日本の笑いが最先端なのは、おっとお涙ものもいくところまでいってるし、どちらも結局、このものすごい平和に裏打ちされているのかもしれない。ぬるま湯的なまったりした日常には、強めのスパイスが必要ってことね。笑いにしろ、涙にしろ、おおめにいるのね。

「時効警察」で活躍した、マカデ婦警が、舞妓さんになっていて、かわいかった。なんだか楽しい笑いだった。

今夜は短編小説、書きま~す。ちょっと苦い恋愛もの書こうと思っていたのに、舞妓はんでみょうにハッピーになってしまって、書けるかなあ。なにがあっても書かないとだめだよね。三島由紀夫先生のようにね。

と。