山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画「クリアネス」つづき



そんなわけで、今日も脚本を担当した映画「クリアネス」の宣伝だっ。
ひとは、同じ曲を4回聴くと、聞き慣れた曲として記憶に残すそうで、流行らせるためには、とにかく、大きな電波で4回流すことが肝心だ…と聞いたことがある。

なので、この映画の宣伝も4回しておこう。あとは公開前にもう一度強化する。って、仕事みたいだ。
が、まったく情報が流れないと、映画ってゼロだからなー。映画における宣伝費って制作費のかなりの部分をしめるようんだ。いまやしかし、本もそれに近い。いかに効率的に宣伝したかが、売り上げが変わってしまう。ま、いいか、そんなキナ臭い話は。

で、写真の説明。
金髪の青年がけなげなホスト・レオ、演じるのは、現役大学生の細田よしひこくん。彼は、この夏公開になる、日本・台湾合作映画「闘茶」にも出ている。それもあって、台湾などでもよく話したけど、とても鋭い感覚をもったひとだ。実は、お坊ちゃまなんだけど、(家もうちの近所)、なんか腰が据わってるんだよなー。「クリアネス」では、とてもすばらしい演技を披露してくれた。

となりの女子が、主演の女子大生・さくらを演じる杉野希妃さん。彼女も某有名私立大学の学生さん。たいへん度胸のあるひとで、わりとHなシーンも多いこの作品にひるむことなく、挑戦していた。これが、彼女のデビューとなる。意志の強い女の子だ。

で、となりが、みなさんご存知の哀川翔さん!おお。レオのバックにいる、ちょっとやくざちっくな役柄。この方が出演する現場、行きたかったー、生哀川翔さん、見たかったんですけど、いけなくて、残念。若者ばかりの映画を、ピリッと引き締めていらっしゃる。暴行シーンはさすが、迫力あった。

そして、最後のイケメンが小柳友さん。一本気な大学生を熱演。この方、ものすっごくハンサムで、存在そのものがさわやかだった。ちょっと弱めの役柄だったので、もったいない感じがした。この世にこんな男をフル女がいるのか?いるんだろうなーたまに。

というわけで、主要メンバーをご紹介したところで、ざっとあらすじを。

もともと「クリアネス」は第一回日本ケータイ小説大賞受賞作が原作。主人公の女子大生さくら(杉野)は、やさしくてかっこいい彼氏(小柳)がいるというのに、ひそかにエンコーしている悪いコだ。(そんなふうには見えないけどさ)。でもって、彼女の住むマンションの反対側に、出張ホストのオフィスがあり、そこで働いているのが、レオ(細田)。ふたりは、通りを隔てて、同じような仕事をしている者同士、いつしか知り合うように。急速に惹かれあうふたりであったが、それはそれ、いろんな難関が出てくる。お互いカラダ売ってる身であることから、一筋縄には幸せになれないのでしたー。

ということで、以下は劇場で。かような内容ではありますが、Hなシーンはたいへん少なく、全体を通して、純愛映画といってもいいくらい、清潔な画面展開です。だから、彼女といっても安心です。レンアイってこんなにも大仕事だったんだっけ?とフト懐かしくなりました。じんわり。

ということで、お知らせでした。今日もカナをぽちっとよろしくお願いします。