山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ミソギの時間

というわけで、昨日まで逗子でのんびり過ごし、気分はすっかり夏休み。

目が覚めると、東京のヒートアイランド現象まっただ中であった。
暑いし、騒音はうるさいし~。
ということを理由に、仕事には手をつけず。部屋の掃除をして~洗濯して~、夕方から美容院へ行った。すると、20年来の友人(♂)から連絡があり、会うことに。

ラッシュの渋谷で、再会。アジアンフードを食べつつ、お互いの近況などを話す。

「仕事は、客観的にはうまくいっているけど、もうひとつぱっとしないというのが現状です」と正直に今の心境と情況を告白する。と、思いも寄らないことを言われた。

「そりゃあ、過去の悪事に復讐されているのだから、今はまだ、禊ぎ(ミソギ)の時間が終わってないんだよ」
「過去の悪事?」
「そうそう」
「えっ、ここ5年はおとなしくしています」
「じゃあ、そろそろだね」

ふうむ。そうだったのか!とひざを打った次第です。20年来の友人のため、過去の悪事(自分ではそんなに悪事を働いたつもりはなかったけど、彼に言わせると、充分狼藉者だったそうで)のほとんどを知られているわけで、言われてみたら、妙に納得したのであった。友人もまた、過去の悪事の報いを受けているそうで、そうか、そういうものかもしれないと思いました。

「こんなことをしていたら、いつかひどい目に会うのではないか…」的なことを考えたことも昔昔ありましたが、その割りには元気で結構うまくいって、願いも叶い、幸せに生きていると思っていたけど、実際は、報いを受けていたのか。(最近公開された映画では、ものすごい報いを受けましたヨ)いろいろ頑張っているつもりでも、なんかもうちょっとな感じで、「なぜだろう」と思ってたんですけど、へえ、因果応報とはこのことか。

まあ、一夜のことで、全仕事を失ってしまうタレントさん(元女子アナ)もいらっしゃるわけだから、一般人の私が狼藉をはたらいたら、かなりの年月にわたってツケを支払うことになるのかもしれない。一夜のことで全仕事を自粛されている方の事件については、「キビシイな~かわいそうだな~」としみじみ思っておりましたが、いや~世の理(コトワリ)って、怖いんだなあ。

ということで、妙に納得した夜。でも、ほんと、ここ数年は尼のような天女のような、清らかでつつましやかな日々を送っているので(単に年とっただけかもしれないけど…)、もうすぐ、喪が明けるかもしれない。ウヒ!などとはしたなく、喜んじゃうとまた幸運の女神さまにシカトされるかもしれないので、日々精進精進しよう。

真面目に自分の仕事に取り組むのであった。

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