山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

世界はどこへゆくの?

今日は、9月11日だったんだ。

オフライン編集に行っていて、クレジットを見たら、「編集日 9.11」とあり、日付が書いてあるのは普通のことなのに、なぜか気になった。そうか、あの日だったのか。

7年前の9月11日のことはよく覚えている。麻布十番の居酒屋で、某女優さんとその女優さんが所属する事務所の社長さんとご飯を食べていたのだ。高級なめざしを食べたような気がする。そこで、ぼんやりしていたら、急にラジオが聞こえてきて、次にテレビもつけられて、(普段はそんなことしない店なのに)なんだか、すごいことが起こっている…と感じたものだ。

お酒を飲んでいる場合じゃないということになり、早めに帰宅した。あれから7年か…。事件について、コメントできないけど、この7年について考えると感慨深い。世界は急展開で変わっているような気がする。そして、自分も。

最近、すごく感じるのは、生きている時間は限られているってこと。どうしても仕事のことばかり考えてしまうけど、残りの人生で、あといくつ小説を書けるんだろう、いくつ映画を撮れるんだろう、いつまでテレビの仕事を依頼されるんだろう…そういうことを考えるようになった。リアルに残り時間を考えるんだ。そして、どんな仕事も一度やればいいってもんじゃなくて、たくさん経験しないと遠くまでいけないんだよね。20年やって、少しテレビがわかったような気がするので、小説なんてまだまだだ。映画に至っては手つかずの分野だ。

でも、これからそういうことをやれる…やるんだ…と思うと意欲が湧いてくる。ありがたいことだ。

9月11日…もっともらしいことを書こうと思ったけど、やめだ。わからないことをわかったふりはできないもんね。