山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

なにがやりたいのか。

今日はゆっくりできるかなーと思ったら、ふたたび、大間違いであった。

夜、高校の時の友達と久しぶりに会食し、その後、うちに来てもらうことになっていた。なので、昼間は掃除でもして…と思っていたのだが…。そううまくはいかなかった。

まず、、来週から出かける海外の件でいろいろ不具合が露呈し、これはもう、出発日を遅らせるしかないと判断。チケットをとりなおす。その最中に、夜、ちょっとした仕事が入る。そこで、いろいろスケジュールを調整したりして、ばたばた。

結果的に言えば、すべてまるく収まったけど、はらはらドキドキの一日であった。久しぶりに掃除機を使ったら、500円玉が詰まっていた。得したような、しないような。

深夜、NHKの爆笑問題が出ている番組を少し見る。芸大の学長を訪ねていき、「芸術ってなに?」みたいなことをテーマに話しあっていた。爆笑問題の太田さんが、絵を描いている女子を指して、彼女に未来はあるのか?みたいなことを聞いていた。つまり、今の時代に、絵画ってどれほど意味があるのか…ってことだと思う。私も同じように思う。けど、芸大の学長さんは、「彼女に居場所はある」と言ってた。

もちろん、居場所はあるだろうし、なんとかやっていけるだろう。テレビの世界からすれば、絵画の世界は、隔離された小さな世界に見える。というか、ほとんどのひとになにも伝えることのできない世界に見える。「数」の論理でいけば、負けのようにも思える。かといって、たくさんのひとに瞬時に伝えることのできるテレビが勝ちなのか…と言えば、それもちがうように思う。

作りたいものがあって、作る。それをなるべく多くのひとに見てもらいたいと思う。そこらへんの基本は同じだと思うけれども。ううむ。

結局、自分がなにをやりたいか…ってことだよなあ。やりたいものをやるってことをなるべく素直にやっていければ、それでいいよな。それだけ。ただ、ご飯も食べていかないといけないので、そこらへんの問題もあるから。

時々、わからなくなるからなー。いったい、自分、なにやってるんだろう。なにがやりたくて、今、ここにいるんだっけ?とか、思う瞬間もある。間違えてしまいそうになる時もある。まあ、そういうことの繰り返しなんですが。

そんなわけで、海外への出発を数日遅らせました。あまりに慌ただしいので、準備が間に合わなくて。粛々といろいろしなくては。

首が痛い。