山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画「リミットオブコントロール」



(写真は、バルト9の地下に出来た、「ブルックリン・パーラー」というカフェ」詳細は日記の後半に…)。

新宿バルト9にて、ジム・ジャームッシュの新作「リミット・オブ・コントロール」を見ました。…みました…っていうか、ほとんど寝てしまった。

一番大きな原因は、昨晩というか、今朝8時頃寝て、10時に起きて、11時過ぎからの仕事にでかけたので、基本、ものすごく眠かったのだ。が、眠気を誘うようなシーンと音楽の連続であることも否めなかった。前作「ブロークン・フラワー」がかなり好きだったので、期待していたけど、なんか、どうしちゃったんだろうーって感じだった。いや、寝てばかりいたから、ダメだな、感想を書く資格がない。

新宿で映画を見ることは希なんですけど、自分の映画がいずれ、バルト9で公開なので、下見もかねて見に行ったのでした。そしたら、ものすごいひと、ひと、ひとの波。「若者は映画を見ない」「映画は娯楽の王道ではなくなった」みたいなことを言われているけど、どーして、どーして、連休のせいか、若者でごった返していた。計画は、「シャネル」か「サマーウォーズ」を見るつもりだったけど、上映時間の30分前に行ったのに、満席だった。でも、せっかくだからと、ジャームッシュの新作にした。

長蛇の列を作る、チケット売り場にならんでいると、「あら、○○は満席だから、他の見る?」と相談しているひとたちが結構いる。お目当てのものが満席だった場合、他の映画に変えるひともいるようだ。これはこれでありがたいことだ。自分の映画のような小作(大作ではないって意味…)は、宣伝も少ないし、テレビ局が入っているわけではないので、圧倒的に知名度が低い。ひとはやっぱり、話題作を見に来るから、そういうひとたちの何人かが、偶然でも自分の映画を見てくれたらいいなと思う。そこらへんが、シネコン(ひとつの映画館にいくつものスクリーンのある映画館)のよいところだな。ひとつ間に合わなくても、他のがあるさ…と。

実際、自分も予定より早く、ジャームッシュの新作を見ることになったのだし。(いずれ見ようと思っていたが、公開されたばかりだから、まだいいと思っていた)。

それから、「ブルックリン・パーラー」について。

ここは、自分の映画でもお世話になった、ブックディレクターの幅充孝さんがブックディレクションをした、カフェ&バー。とても、落ち着ける、おしゃれな店だった。実はここを見学するのも、テーマだったのだ。休日とあって、とても賑わっていた。近くに本棚や本が並んでいると落ち着くのは、自分だけでもないらしい。

新宿に行かれた時には、どうぞ、お立ち寄りを…。