山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ブーツを出した。

よく女性は、「あーもう着るものがない!」と山積みの服を前にして叫ぶことがあると思う。

実際、自分もいっぱい服があっても、「着るもん、ねーじゃん」と思うことはある。正確には「着たい服がない…」ということだが…。

しかし、現在、本当に着るものがない…という事態に陥っている。毎年冬物というのは、洗濯屋さんに出して、そのまま預かってもらっているのだが、それが届くのが10月中旬、20日くらいだと言う。それまで、うちのなかには、秋・冬物がゼロなのだー。寒いぞ、毎日。

唯一、洗濯やさんに出し損なった白いセーターが一枚だけあるんだけど、これが、いわゆるロングセーターってやつで、合わせる服を選らんでしまい、なかなか応用が利かない。洗濯やさんに早く持ってきてもらえば…?という意見もあると思うけど、すると、その分の「急がせ料」を支払わないといけないのだ。面倒臭いし、もったいない。

なので、最近は、半袖Tシャツに革ジャン的な、ワイルドな出で立ちになっている。真冬でも、タンクトップ+革ジャンだったりする、知り合いの少年がいたけれども、彼の場合、それはファッションでしょうけれども、自分の場合は、しかたなくやっております。だって、着るものがないんですもの。

それで、とりあえず、ブーツを出した。ここのところ、ブーツは流行であるし、少しでも暖をとろうという、年寄り臭いアイデアである。なので、今日は靴の衣替えをしました。夏のサンダルを箱につめて、ブーツを出しました。そんなにもってないけど…。

最近、とても家事がはかどっています。逗子の家から持ってきたものの整理もあったし、いろいろ捨てるものもあるので、大変だったけど、なぜか、家のなかの片付けばかりしています。……なぜでしょうね。……答えは簡単ですねー。昔、試験の前になると、部屋を片付けたり、読みさしの本、全部読んじゃったり、しませんでしたか?

同じです。いくつになっても。目の前にあるやらないといけないものから逃げるために、どーしてもやらないといけないわけではない、「なにか」をやったりするんです。それが、掃除・洗濯・料理、片付けだったりします。家が片付いているときっていうのは、集中力が欠如しているときでした。それもできなくなると、ゲキやばですが、とりあえず、家事に逃避している間は、なんとか生命を維持していると思います。

それにしても、なんと捨てるものの多いことでしょうか。捨てていると段々気持ちが荒んできますね。さきほど、CDとDVDを捨てました。これ、とても痛い作業でした。CDって、ケースが資源プラスチックゴミで、CD本体は燃えるゴミなんですねー。知ってましたか?(少なくとも私の居住する地域はそうでした)。

で、そのために、いちいち、CDをケースから出して捨てないといけない。これが、痛い。あーこのCDを作ったひとに悪いなーこのひともいつか自分のCDがこんな風に捨てられるとは思わずに、一生懸命作ったんだろうなーと思います。DVDも同じです。そして、すぐに想像する自分のDVDや本たちの行方。じゃんじゃん、捨てられたりしているんだろうなーとか思い始めると、気持ちが急落してしまいます。

じゃーみんなのCDやDVDも捨てるな!…と言いたいですが、本当にあふれかえって、どうしようもないので、捨てるしかないのでした。あー胸が痛い。なので、捨てる行為って精神力いるよなー。服も捨てる旅に、ずきずきするし。ケニアの着るものが本当にないひとたちのことを思ってクヨクヨします。

ということで、サボってクヨクヨし、掃除してゴミを出して、クヨクヨしました。ネガティブモード全開の一日でした。

あー仕事しないと…。働け!働け!自分…。