山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

グダラウイルス

今日は、「ぐだら」の神にとりつかれていました。

昨晩ですね、仕事の資料をわんさか読み、これからすべきことがひらめき、「つかまえた!」って気分になりました。でも、深夜っていうか、早朝だったので、眠り、お昼頃起きて、書こうと思っていたのです。

が。

全然、「やる気の神」が降りてこず、しかも、3月に海外に行くので、その実務に追われて、昨晩見つけたはずの「ひらめき」が雲散霧消。そうこうするうちに日が暮れ、あー一枚も書けてない、やばい…となり、本来になら、コピーライターズの朗読会に行く予定だったのですが、タイムアウトとなりました。

で、諦めて、海外の仕込みをやり…なにしろ、気づいたら、土曜日で、今日を逃すといろいろ面倒になることがわかり、しかも、3月のパリ便ってすごく混んでて、全然予約とれなくて…。参った。

この予約合戦で、また、なけなしのパワーを使い切り、気づいたときには、すっかり「ぐだらの神」が体の中心に舞い降りていました。あたー。

この「ぐだらの神」にとりつかれるとですね、すべてのことが、どーでもよくなり、あー温泉行きたい、とか、人生やりなおしたい、とか、人生放り出したいとか、いっそ子猫に生まれ変わりたいとか、不毛なことばかり思い浮かび、いっさいの、生産的作業が退いてしまうんですね。

この原因は、ウイルス説と言われています。ロシアで発見された、グダラウィルス。クレムリンが崩壊したのも、このウイルスが原因らしいですよ。ソ連の科学アカデミーで、研究していた「すべてのひとからやる気をなくすウイルス」で。これが合成できた日には、NASAとかワシントンとかシリコンバレーとかに蒔こうとしていたそうです。

ところが、完成したウイルスに自らがかかってしまった…という説もあります。(嘘だけど…)。で、自分、実は、ロシア文学専攻なんでね、昔に、かかっていたんだ、このウイルスに。というか、体のなかにすでにすっかり住み着いています。

普段はなりを潜めているんですけど、本人が、ちょっとやる気をなくしたり、スキを見せるとですね、ぐいぐいを大きくなり、あっというまに占領されてしまうのです。上手に飼い慣らして、仕事のときや、がんばり時にはでないように気をつけていたのに、最近、よく顔を出すんだよなあ。

このグダラウイルス、すごくカワイイ顔しているんだよね。犬だとダルメシアンに似ている。モノクロなんです。

あーまた、グダラウイルスが増殖してきた。わたしは、すっごくまじめに仕事したいのに、夜を徹して書きたいのに、グダラが…グダラが…ネズミ講みたいに増えてるよ-。



もう、寝ちゃって、明日、書こうかなあ。

あーあー。

2月20日なんて、220ですっきりした日なのに、自分はすっきりしない日ですた。