山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

犬のいる日々。

仕事をしていると、なんとなく、誰かに見つめられているような気がして、振り返ると…



こんな感じで、ミニが見ていることがある。ミニは決して、部屋の中には入ってこず、廊下から見ている。ミニの母犬・カナは、生前はいつも、わたしの机の下にいたもんだけど、親子とはいえ、性格は全然ちがうものだ。

今日は、夕方からミニと散歩に行った。そこで、久しぶりに犬の散歩仲間の女性に会った。これまで通り、ビーグルを連れていたのだけど、ご主人と思われる男性も一緒だった。ご主人は白い杖を持ち、女性が彼の体を支えて、ゆっくり散歩していた。目が不自由な様子だった。

以前は、女性と犬だけだったから、たぶん、私がお会いしないうちに、ご主人が目を患ったのかもしれない。しかし、いつも通り、明るく「こんにちはー」と声をかけられ、「ミニちゃん、元気?」と笑顔だった。

なんか、じんと来た。

視力を失ったら、それはそれでつらいと思うけど、夕方、犬と散歩するように、いつも通り、夫の体を支えて、公園を歩く……なんか、自分らしくないが、いいなーと思った。

相変わらず、気性の激しいビーグルは、ミニに向かって吠えていたけどね。

昨日、今日と割とゆっくりできたので、今日はこれから、がんばって仕事します。