山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

傾斜する気分。



夜になってから、チーズケーキを焼きました。焼きたてはいい香りがするので、ミニは気が気でない様子。ひとかけらだけ、あげました。非常に、非常に美味しかった。

とはいえ、…なんか、ずっとやる気ゼロです。こんなことではいかんなあ、せっかく時間ができたのだから、有意義なことしなくっちゃと思うのですが、だらりとしているうちに時間が過ぎます。

自分のなかに頑張り屋の遺伝子と、サボりやの遺伝子がいて、その時々で出方がちがうようです。もし、頑張り屋遺伝子だけだったら、もっとなんとかなっていたかもしれないし、サボりや遺伝子だけだったら、もう死んでいたのかもしれないし、そこらへんはよくわかりませんが。とりあえず、生きてはいる。

とはいえ、計画上は、来週は札幌での上映とトークイベントあるし、18日からコペンハーゲンで開かれるPIXっていう映画祭にもちょっと行ってくるし、帰ったらすぐ、映画の宣伝部の女子の結婚式に関西まで行くし。16日から24日までは、飛び回る感じになるのだった。

それはそれで楽しみで嬉しいので、大丈夫だと思うし、5月に都心部での再上映の仕込みもやってて、パリでの上映、ソウルでの上映も実現させようと、いろいろ水面下で動いてはいます。意志も強くて、実務もちゃんとやって、頑張り屋遺伝子フル回転で、やる。やるつもりだ。

が、しかし。今は、ちょっとサボりやに支配されてます。一日中、ぼんやりしてる。犬と真夜中に散歩行って、ケーキ作ったり、してます。

食料品を買いになかなかいけないので、なぜなら、気づくと夜の10時すぎちゃって、うちの近所のスーパーは22時閉店だから、いろいろ料理を諦めないといけません。なので、家にある材料で作って食べてる。写真のチーズケーキも、どうしてもチーズケーキを焼いてみたくなって、冷蔵庫を探したら、クリームチーズが100グラムだけあったので、それで工夫して作って見た。

ソフトバンクの孫正義さんのスピーチとか聞くと、ああ、ガンバローとも思うけど、一方で、自分は新卒のひとではないし、もう、遅いよ、もう、いいよ…という気持ちもある。けど、もう、いいよ…と思ってしまうには、人生の残り時間があまりに長いし。

残りの人生でやりたいことってなんだろう…と考えると、映画と芝居を見たいとか、小説読みたいとかがメインで、それと同じ方向で、映画撮りたいと、小説書きたいのふたつくらいしか思いつかない。あと、なにして暮らしたらいいのか、わからん。

…だめだ。自分で書いてて、ダメな日記に振り切れている。

明日は、外に出るし、生身の人間に会うし、前向きな話し合いの予定だし。抜け出せるといいんだけど。