山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ダメージでダメージを。

アメリカのテレビドラマ「ダメージ」を再び見ている。

再びっていうのは、シーズン1とシーズン2のDVDをあらためて借りて、復習するように見ているのだ。

ご存知ない方のために、ざっくり中身を説明すると……。

舞台はニューヨーク。弱者の味方、人権派の弁護士として名高い、パティ・ヒューズ(女性・50代くらいかな?)とパティの事務所に勤める新人弁護士・エレンが主な主人公。

最初は意欲満々で入ったエレンだけど、ある事件の弁護を担当したことから、婚約者は殺されるわ、自分も殺されかけるわ、おまけに、殺人の容疑もかけられるわ…とさんざんな目にあう。

パティは、裁判に勝つためならなんでもするひとで、ひとを欺いたり、脅したり、なんでもあり。

これ見ていると、ここがニューヨークじゃなくて、自分が弁護士じゃなくて、よかったーと思う。

登場人物たちは、勝つこと、お金を得ること、名誉を守ることに、ものすご~く必死。ひとを蹴落としたり、言い負かしたり、罵倒したりが日常茶飯事。

自分なんか、すぐ負けちゃうよ。すぐつぶされちゃうよ。

自分にもあのパティ・ヒューズほどの強さがあったら、もっと人生変わっていただろう…って憧れさえ感じる。

やっぱり、上に行くひと、偉くなるひとって、ああいう感じなのかなあ。目的のために手段を選ばず…みたいな。

事件のあらましは理解できるし、綿密なストーリーだとは思いつつ、そこまでやる理由だけ、まったく、これっぽっちも共感できない。

自分にはそんな、上昇志向も野心もないもんなー。

なので、登場人物たちのあくどさにやらされて、こっちがダメージ受けてます。

…と言いつつ、昨日と今日でシーズン1を全部見たよ-。全7本、つまり、14時間なり。

まず、そんなふうにDVDを見ている時点で、パティみたいな成功へはほど遠いことよ…笑。