山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

手をつなぐ。

最近、日記をサボり気味である。

なんとなーく、力が湧かない。

なにに対しても、積極的になれない。

もちろん、目の前の仕事はそれなりにやっているけど、根底で漠然と、脱力しているというか、無力感にさいなまれているというか。

ぐっと全体的に低迷期。

何度も同じことを書いて恐縮ですが、ひとつは去年の秋に犬が死んでしまったことが原因だし、その前から、実は脱力気味であった。

頑張って作った映画の公開が終わって、自分の足りなさを思い知った部分もあったし。

そして、今回の地震、つなみ、原発…。

直接、自分が被害を受けたわけではないのに、勝手に衝撃を受けてしまって、なかなか、立ち直れない。

元気を出せ、とか、頑張れ日本とか、日本はひとつ…みたいなメッセージをテレビで受け取るとまた、脱力してしまう。

自分が書いてきたことや、撮ってきたことは、「手をつないだくらいで、つながったと思うなよ」といった類のことである。

「つながる」幻想に異議を唱えてきたわけである。

そんな奴、これから当分、出番ないよね。こんな時に、マイナスのこと、言ってんじゃねーよって、言われる。もともと、居場所が少なかったけど、これでまた、一層、減ったように思う。

そういうことも含めて、なんだか、疲れ気味。

今日の高円寺のデモを見ていて、なんだか、新しいものが始まっているようにも思えたけど、都知事選の結果を見ると、そうでもないのかと思うし。

マイナスなことを書かないように気をつけているけど、つい、書いてしまうね。

…ということで、本日は、精神が貧血気味なので、すみません。

せめて、正直でいる。