山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ハリウッドでお勉強。

そんなわけで、ニューヨークから、帰ってきました。



おっと、失礼。

写真は、パラマウントピクチャーズのロケセットでした。ロスにいながら、ニューヨークの町並みが撮れるんですね。すごい広さでした。うらやましい限り。

ハリウッドサインも見てきました。



ここにあこがれ、世界中から俳優や監督がやってくる場所であります。



その象徴のひとつが、ここ、コダックシアターで行われる、アカデミーアワード。

賛否はありますが、ここにたてるなら、誰もが(映画を目指すひとなら)、立ってみたい場所でありましょう。



そんなわけで、映画撮ったはしくれの人間として、階段下に立ってみました。

いつかここを歩ける日が来たらなーってことで、階段は上らずにおきました…笑。

現在、ハリウッドにある俳優を目指す、学校を取材しておりまして、おいおい、番組になる予定です。

詳細はまた、お知らせするとして、とても充実したロケハンでした。

まず、その学校で学んだ、演技とはなにか…にかなりうたれました。

自分は、大学を出てすぐにテレビの制作会社に入り、ADとして見よう見まねで演出をならいました。最初は、クイズ番組でしたし、その後、トーク番組だの、科学番組だの、ドラマだのといろいろやりましたが、すべて、現場でやりながら覚えたもの。

ただの一度も系統だって勉強したことがない!

しかも、ドラマや映画だと、ひとりの監督について、そのひとを「師匠」とするようなこともあるようですが、おのれは、AD経験3年でディレクターになってしまったため、ほんとに、自己流。全部やってみて、覚えてきたものです。

そういうものから見ると、すごい勉強になったし、学校で学びたくなりました。

演技の学校ですけど、教えている先生を見ていると、演出の勉強にもなるんです。どうやったら、下手だった芝居がうまくなるとか、どうやって、演技を教えるか…もう、ノートを取りまくりました。

たいていの授業が2時間なので、英語についていくのが必死。その学校で学ぶノウハウを書いた本を日本語で読んできていたので、おおまかな筋は理解できましたが、たいへんだった。

でも、演技なので、体を動かして教えてくれるから、言葉がついていかなくても、わかることも多かったです。

そう、演技とは、「セリフをいうこと」ではないんですね。セリフのうしろにあるものを、体で演技で表情で伝えないといけないわけです。

とにかく、新鮮で楽しかったです。

そして、生徒たちもみんな、とても真剣。10代から50代くらいまでの生徒たちが、真剣にでも、楽しそうに演技を学んでました。

ハリウッドっていうと、ちょっと派手なイメージを持ってしまうけど(わたしはね)、映画や芝居に対する情熱を持ったひとが、真剣勝負をかけにくる場所なんだなーってことがわかりました。

ちなみにここは、脚本をメインに扱っている本屋さん。そんな店があるんですよ。



ハリウッドのふところの広さを感じました。

ちょっと、勉強熱の高まった旅でございました。

また6月に行くので、楽しみ~。