山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

うつくしい犬

ロンドン17日目。

すっかりタイムテーブルが日本での日常に戻ってしまった。つまり、こっちの生活に慣れたということなんだろうけど。

到着直後は時差のせいもあって、朝の5時とか6時から起きていて、お風呂入ったり、朝ご飯を丁寧に作ったりできたというのに。

今朝など市場に行くどころかギリギリまで寝ていて、朝ご飯も残っていたポテトとリンゴだけというていたらく。

すっかり、いつもの夜型、朝起きられない型に戻ってしまった。

人間、土地が変わっても2週間もすれば、己の地に戻るのではなかろうか。

あるいは、自分は順応しやすい方なのか。

…という突っ込みはともかく、今日は犬ボランティアの日なので、それでも朝10時すぎに出勤してきた。

今日の初散歩は、ちょっとぞうきんみたいに見えるモーツアルト。



おなじみ、パッチ。今日はちょっと凶暴だった。



パッチと同室のフォクシー。ホントに狐みたいな顔しているけど、動き回るのでうまく写真が撮れなかった。



今日は、犬の部屋の掃除もした。



キッチン近くで見かけた、“誰かの手”。ひやっとしました。訓練用と思われる。



午前中、結構働いたので、ランチはおしゃれカフェでゆっくりした。

スープとトーストと紅茶。これで、£5(600円くらい)



今日はびっくりするくらいきれいな犬を見た。



見よ!この美しい犬を。



後ろから見るとこんな体型。



美しい上に、かわいい。ひとの良さそうな顔をしている。犬だけど。

この犬は、なんと、ジャーマンシャパードだそうです。警察犬として有名あのシェパードですよ。

“白”がいるなんて、知らなかった。

この犬は、moon(月)という名前で、アニマルホームの犬担当の責任者が飼っておられる。

彼と一緒にmoonも出勤してくるのね。幸せな職場だよね。

このmoonの飼い主である、犬担当のトップは、とってもかっこいい。イケメンとかそういうんじゃなくて、いつも指示がテキパキしていて、犬への愛情もボランティアへの心配りもしっかりしている。

見た目は、結構ハードボイルドですし。

クリスマスが近いせいか、今日はボランティアの数が少なかった。ので、合計犬の散歩は6回、部屋掃除、皿洗い、洗濯物の整理などをしました。

自分の家の掃除なんて滅多にしないのに、犬の部屋掃除は進んでやっています。

ホントに肉体労働です。でも、こういう仕事をしてみたかった。経験したかったので、一生懸命やっています。

なんでもやるので、ちょっと物珍しがられているようですが…。

今日は、ニキータ(シベリアンはスキー)にまた飛びつかれて、対応したせいか、左手がねんざ気味。生き物相手の仕事は真剣勝負であります。

ボランティアの日はよく眠れるはず。

明日も行きます。もう少し早く起きられますように。