山田あかねの一喜一憂日記

テレビディレクターをやりながら、小説書いてます。映画も撮りました。脚本なども書いてます。 本、買って下さいね。

31歳バージンについて。

ロンドン61日目。



ということで、明日には飛行機に乗って、帰国です。やったー!

ロンドン最後の夜ですが、特にそれとは関係ないお話を…。

先日、ツイッター経由で、このかたのブログを見つけて、とても面白いので読みふけりました。

「不活性で怠惰なアタシの肉体の神秘

この方、加藤さんとおっしゃるのですが、31歳でバージンである、ということを嘆きつつも面白おかしくかいています。

そこで、ふと思ったんです。加藤さんは、どうしたいのだろうと。

31歳でバージンっておかしいよね…と思っているようですが、それで逮捕されるわけでも、大事な仕事からはずされるわけでもありません。

本人がよければ、100歳でバージンでもokのはず。

でも、「いいのか、これで」と思ってしまうとしたら、それは社会とか世間の基準に照らし合わせているってことですよね。

ここが分かれ目。

「人並みでありたい」「普通になりたい」という思いから、体験したいと思っているのか、そうじゃなくて、本質的な欲求(欲望でしょうか…)なのか、ってところが問題のような気がする。

自分がよければいいじゃないか、自分の思ったままに生きろ

世間がどうあれ、他の女子がどうであれ、おのれの道を貫け

…という言い方はとても潔く、かっこいいですし、スティーブ・ジョブスさんなども近いことをおっしゃってます。

というか、偉いひと、業績を残したひとで、こういうことを言っている人は多い。

それを聞くと、「人並み」とか「社会的基準」なんか気にしないで、自分が信じる道を行くべきと思いますが、しかし、それは、偉業をなしたごく少数のひとの結論ですよね。

それに、そもそも、「自分の信じる道」にそんなに迷いのないひとばかりなんでしょうか。

自分など、しょっちゅう、「いいと思っているけど、ホントにこれでいいんだろうか」って何かを決めるときに不安になります。

その時、世間や社会の基準に照らし合わせたりします。

迷いなき人生のひとが、心底うらやましいです。

あ…話が飛びました。

だから、もちろん、このブログの作者が気にすることはわかるんです。

31歳で未経験はおかしいんじゃないか…って。

でも、一方で、こういう人がいらっしゃること自体が、やっぱり、規範の少ない、ゆるやかな世界になってよかったなーと思います。

50年くらい前だったら、好きとか、恋愛とか関係なく、結婚してたはずですから。

かつては、女性がセックスしていい条件は、「結婚」だったわけですよね。結婚してればいい。婚前交渉なんて言い方もあったくらいだし。

けど、今は、「恋愛」がセックスの条件になりました。(ほぼ)

「好き」ならいい。「愛している」ならいい。ってことになってます。

こういう文化のなかに生きてる。

だから、恋愛をしないとセックスできないことになっている。(もちろん、例外はいっぱいあります)

たぶん、このブログの作者さんもこの方程式を信じて、「本当に好きな人と会えたらする」と思ってきたのでしょう。でも、会えなかった。

でもさー、「好きならいい」っていうのも、しょせん、文化というか雰囲気ですから、絶対じゃないんですよね。この世間のいう物語を信じすぎてはいけないと思います。

なので、自分が思ったのは、「特にやりたいと思っていないならそのままでいいじゃないか」ということと、「体験だけしたいなら、好きとか恋愛とかいってないで、適当なひとと試みたらいい」ということでした。

でも、多分、この「適当なひと」っていうのが難しいんでしょうね。

以前、自分は、「ベイビーシャワー」という小説を書きました。39歳の女性が、子供を生むことに関して逡巡する話です。

この頃、自分も40歳目前だったので、「子供をどうするか」というテーマを考えていました。周りの友人も結論を出さないといけないギリギリの年齢を迎えていました。

そして、考えたのが、「子供って、結婚してないと生んじゃだめなの?そもそも、愛してない相手の子供はだめなの?」ということでした。

結婚してなくて、恋人もいない人は子供を持ってはダメなのか?という問いかけでした。

私は実はそれほど、子供をほしいと思ったことがなかったのですが、もし、自分がどーしても子供がほしいと思ったらどうしただろうと。

この世には精子バングもありますけど、せっかくなら、顔のわかる人の子供がいいような気がして、自分だったら、男友達に頼むのがいいんじゃないかと思ったんです。

そこからスタートして小説を書きました。(結末については、小説をどうぞ)

で、再び、このテーマに戻るわけです。31歳バージン。

このひとがとらわれているのが、セックスは恋愛の先にあるもの…だとしたら、一度それをとりはずしたらどうでしょうと。

アイとか恋とか結婚とか本質的には、セックスとは無関係です。別のものです。どっちもどっちがなくても成立するものです。(一緒だと楽しいですけどね)

だからねー。恋愛とか言ってないで、試せばいい。男性だと風俗があって、わりとハードル低いですけど、女性でも、いろいろ方法はあるんじゃないかなー。

…とたぶん、かなり偏向気味の意見を書いております。

「世間を気にするよねー」など前半で書いたわりには、アンチ世間でした。

…今日は午前中、別送便(荷物を別で送る)を届けて、午後はアニマルホームへ行って、写真撮影をして帰ってきました。

ロンドン最後の日だからどこかへ行こうかとも思いましたが、再びパッキングをしているうちに夜がきてしまいました。ま、いーか。


冒頭の写真は、アニマルホームで撮った、ダスクというジャーマンシェパードです。ジャーマンシェパードってホントかわいい、大好きです。

(自分との2ショットを載せてたけど恥ずかしくなったのでやめました)