山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

「すいか」シナリオブック、発売中。

よい知らせなので、ここにあげておきます。

ずいぶんまえに、脚本として参加した、テレビドラマ「すいか」のシナリオブックが文庫本として出版されました。



全10話のうち、一話だけ書いております。

第7話。シンギングドッグ、つまり、歌う犬が出てくる、そう、あの回です。

シンギング・ドッグは実在する、まるで歌うようになく犬のことで、パプアニューギニアなどに生息するようです。

以前より、この話が好きで、いつかなにかにしのびこませたいと思っていたところ、ちょうどよいチャンスだたのを記憶しています。

それと、「ゲイ」話ですね。

なぜか気が合って親しくなったひとがゲイであった確率が高くて、これもまた、いつか書きたかったことでした。篠井英介さんが演じて下さり、のちに、「アマデウス」に出演してもって、お会いすることもできました。

「すいかに出たこと、ちょっと自慢なのよ」って言ってもらって、うれしかったことを覚えています。

そして、この文庫、なんと、今、アマゾンのテレビ関連書籍で、第一位になってました。

うひょー。

一話だけとはいえ、うれしきことです。

視聴率は惨敗だったと記憶しておりますが、このように多くのひとに長らく愛される作品もあるんですねー。

ちょっとだけ参加の作品が、好評ってことはこれまでにも「時効警察」や「チームバチスタ」など、結構ありまして、それはそれで嬉しいことであります。

ひとさまが作ったフレームのなかで、ルールを守って好きにやらせてもらう、ってスタンスは好きだし、たぶん、向いているんだと思います。

(あ、もちろん、好きなフレームじゃないとダメなんですが…)

しかし、そんなこと言ってないで、自分の王道でしっかりしたいものでもあります。

今日は、松尾スズキさん演出の「悪霊」@下北沢・本多劇場を見に行きまして、うひょー、面白かったったんです。濃かったんです。

ですので、たいへん、機嫌がいいです。

今日の芝居とか見てるとほんと、生きてて良かったって思えるンですねー。

こういうふうに、いいなーって思える舞台を見られるというのはほんと幸せです。

明日胃カメラなんで、20時までに夜ご飯食べないといけないこと、忘れてて、夕食抜きで、おなか空いてて、うへーって感じなんですけど、舞台が面白かったから、空腹でもいいです、幸せです。

ははは。