山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ロリコンといえば・・・?

ロリコンといえば、日本人。
日本男児の特質のなかでも、世界的レベルに発達した、際立った性質のはずだったのに。
なにやら、ヒロシマの小学生の女子を殺害した犯人はペルー人らしい。意外な展開。

ひとはなぜロリコンになるのか。

って答えはわりかと簡単なように思う。かつて、女は、「女子ども」と呼ばれて、子どもとひとくくりの存在だった。

夫が妻を殴っても、「自分の女を殴って何が悪い!」と開きなおれたし、
世間も「そういうもんじゃよねー」なんて言ってた(らしい)。

ところが、近代ちゅうやつがやってきて、人権なんて言葉が輸入されちゃって、もはや、女子どもはひとくくりではなくなった。女は男と同等のオトナ扱いに出世したのだ。

が、世界が変わったからといって、内面もすぐに変われるもんじゃない。それだけじゃなくて、女のひとがフツウに男と対等にお勉強したり、お仕事始めちゃったりした場合、対等のものを性的対象にできないひとが生まれてしまう。

自分より下位のものにしか、自分の欲望をぶつけられないっていうか。
よって、ロリコンが誕生したと思うのですが、そして、それがグングン成長して、今やほんと世界に誇れる輸出品として、和製ロリコンたちが屹立していたと思うのでしたが・・。

そうか、外国人も。

結局、弱い立場にいるとさらに自分より弱いものを探してしまうってことなのでしょうか。
悲しいことだなあ。

けれども、資本主義って常に弱者を作り続けるシステムだから、この連鎖は当分続くどころかもっと悪化していくのだろうと思うと、やるせないのだった。

(やや、社会派気分の本日)