山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

舞台「しとやかな獣」

今日は、新宿紀伊国屋で、舞台「しとやかな獣」(演出・ケラリーノ・サンドロヴィッチ)を見て来ました。

元は映画の作品を舞台化したものだそうで、時代設定は、1950年代かな?(調べたらわかることですが、すみません、調べてません)。戦争中のことが時々でてくるから、たぶん、戦争終わって、10年以内の物語かな。

詳細はおいといて、悪人ばかりでてくる舞台です。悪人というと殺人犯とか強烈な感じがするから、悪人という言葉が適切かどうかわからないけど、とにかく、倫理も道徳もなく、お金大好き、欲にかられた人々のお話。実際にこんなにお金にセコいひとに会ったら、うんざりするだろうけど、客席から見ている分には、悪人のほうが面白い。そして、彼らが、また、迷うところのない、すっきりとした悪人でちーとも反省しないし、迷いもない。そこらへんがすがすがしいと言えば、すがすがしいほど。

物語のなかでは、悪人であっても、自分の“悪:”を反省したり、改悛したりすることがテーマになるものが多いけど、これはいっさい、そういうのない。とにかく、みんな自分の欲望に走っていくのだ。面白かったなー。

映画もぜひ、見たくなりました。明日は早起きなので、しかも、遅れると迷惑をかけますから、今から緊張しております。早く寝ないといけませんぜ。

おやすみなさいまし。