山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

小説

こうなってほしくない未来。

あら、このかわいらしいお顔はなあに?と問われたら、コアントロー入りカプチーノでござい。 さきほどまで、麻布十番~六本木で、ともに青い春を(!)過ごしたひとびとと会食しておりました。お写真は、しめに飲んだカプチーノ。ちなみに私のはハートの絵柄…

犬とヒトの死後の世界

犬と海に行きたいな~という思いをこめて、昔の写真@材木座海岸。 やつら、ここのところ、全然泳いでない。かわいそー。わたしも。 昨日、ポール・オースター著「テインブクトゥ」を読んだ。タイトルの「ティンブクトウ」とは、死んだ犬と飼い主が一緒に行…

空が低い感じで脱力。

今日は、衣替えをいたしました。 その後、ジムに行こうと思っておりましたが、衣替えで体力を消耗してしまい、ぐったりしたので諦めました。衣替えって結構、ハードワークなのよね。 衣類って結構重いし、衣装箱に入れるともっと重いし。それでぐったり。疲…

途中で挫折した本

イギリス・ガーデニング紀行で出会った犬 SNS(ソーシャルネットワーキングサービスね)で「本が好き」という新しいコミュニテイに入った。それほど、熱心なSNS利用者じゃなかったけど、先日、「ワールドビジネスサテライト」でSNSの効用をやっていて、急に…

凶暴な、あまりに凶暴な。

いきなりですけど、2000年にカナが8匹の子犬を出産したときの様子。蒸し暑い一日でしたから、犬のお母さんの写真でも見て下さい。(見てどうするのだ!) 雑誌に「女の武士道」というタイトルでエッセイを連載している関係で、時々、歴史モノを読む。現在、…

腑抜けでございまする。

今、見るときれいだなあ。03年にイギリス・コッツウォルズにガーデニングの取材で行ったときの写真。ここは、ペンションだったと思う。(ロケしなかったけど) そんなわけで、徐々に夏が終わっていくというか、秋が忍び寄るというか、だんだん涼しくなってき…

さもないと。

本谷有希子さんの「ぜつぼう」を読む。いやあ、すっごく面白かったっていうか、このひと天才!と思ってしまった。太宰治の再来みたいな感じかなあ。尻尾まいて家帰ろうかと思ったよ。けど、家で読んでいるので、これ以上、引っ込みようがないと思ったよ。 才…

一度知り合ったら、別れることはない?

昨晩は、大崎善生さんの「パイロットフィッシュ」を読んだ。数年前にずいぶん、売れた本みたいだから、既読の方も多いと思う。私も名前はぼんやりと知ってはいたけど、読む機会がなんとなくなかった。なぜ、今頃、あえて読んでいるかというと、話は韓国に遡…

リアル主婦ライフのもがき

写真は、小説家仲間、松村比呂美さんの新作「幸せのかたち」。 昨晩、一気読みしました。 中学の同級生だった、30代の3人の主婦の物語だ。主人公は、中学の頃は、勉強もスポーツもできて、おまけに美人でちやほやされていたが、今では賃貸アパートに暮らすさ…

仏教徒としてのリアリティ

今日は、よいことが2つありました。 長い人生、つらい毎日(?)、一日に二つもよいことがあるなんて、私はラッキーだと思うことにしよう。 ひとつめ。 NONFIXの関西地区の再放送によって、アクセス数が飛躍的に伸びる。普段の3倍。やはり、テレビの影響っ…

恋愛の手触りと温度。

低気圧のせいか、体中の血液が下がってしまっている感じで朝からずっと調子が悪い。 朝ご飯のあと、もう一度寝たのに、ぐったりしている。こんな日は野生動物のように、自分の巣穴から出ないで、静かにしていよう。 ヤンソギル「終わりなき始まり」、小手鞠…

未亡人は59歳。

昨日、「魂萌え!」読みました。 いやあ、面白かったです。面白い、という言葉はそぐわないですね。なんだろう、まずは、一気読みでした。果たして「一気読みした」というのが、小説に対する褒め言葉かどうか、迷うのですが、私なども自分の小説を「一気読み…

生きてみないとわからない?

さきほどから、大石静さんの新作「四つの嘘」を読んでいる。大石静さんは脚本家だけど小説も書いていて、「愛才」なんかもとても新鮮な内容だったし、好きだった。でもって、「四つの嘘」ヒャ~。面白いよお。 70年代に同じ女子高に通っていた四人の女性た…

目の覚める思い

写真は、下のマリーナに並んでいるクルーザーさんたち。 一度、船を借りて海に出たいけど、「お盆の間は水辺に近付いちゃだめ」と、信心深いひとから強く言われ、そう言われてしまうと、腕に自信がないので、そうそう、船出できないのだった。 そんなわけで…

傷だらけの過去?

吉田修一氏の「パレード」という小説を読んだ。 これは、5人の若い男女がマンションの一部屋で共同生活するお話である。5章に別れていて、それぞれが5人の一人称で語られて行く。 最初の章が平凡な大学生の男子で、次がなにもしないで恋人からの連絡だけ…

勃たたない男

今日は、内藤みかさんの小説「いじわるペニス」を読みました。 いやあ、打たれました。 まず、いきなりのセックスシーンからはじまるので、最初ひくわけですが、しかしですね、この方の書く、セックスシーンって全然エロくないんです。内容的にも、単語的に…

永遠の十七歳で。

今日は、「セイジ」という小説(辻内智貴著)を読んだ。前に朝日新聞で、尊敬する編集者で作家でもある、藤本由香里さんがほめていたので、ずっと気になっていた。が、なんとなく買いそびれていて、ようやく購入した。 暑い午後を使って読んだ。そっか。こう…