山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

2013-01-01から1年間の記事一覧

映画「ドコニモイケナイ」

以前にも紹介しました、今年の日本映画監督協会新人賞受賞作「ドコニモイケナイ」について、毎日jpに書きました。 純粋に心を打たれたので、紹介した次第です。 今後の公開はいろいろみたいなので、ホームページをチェックしてくださいませ。 いいな、と思う…

映画「マリリン7日間の恋」

連休中ですが、ひっそり自宅にて、録画してあった映画を…。 マリリン・モンローについては、特別な思い入れも興味もなかったのですが、2011年にハリウッドのリー・ストラスバーグ映像・演劇学校を取材してから、関心を持つようになりました。 リーストラスバ…

シェアって。

最近、「シェア」という概念に興味を持っておりまして。 おそまつくんの「シェー!」とか「じぇじぇ」とかじゃなくて、シェアです。 いわゆるその、シェアハウスとかの。 これまでの、所有、独占の時代からシェア、分ける、分けあうの時代への変化。 それを…

映画「ヒステリア」

「昨日、見て来ました。思わず泣きました!」という年下の女性の感想に刺激をうけ、早速出かけました。 ずばり、これは、あの「バイブレーター」誕生の物語です。 そうです、いわゆる、女性向けの大人のオモチャ「バイブ」誕生秘話なんですねー。 いやー全然…

映画「私が生きる肌」

連休前に、4日間ほど、北の地方に行って来た。 ちょっとハードな取材だったけれど、出会った人々はみんな優しくて親切で、驚くほどでした。 今まで体験したことのない取材で、非常に刺激的でした。 が、最終日には自分史上初めて体調をくずし、正直怖かった…

きず。

うちの犬、はるる(♀、雑種、2歳)はかわいいなーと思わず、カメラを向けました。 すると、あることに気づきました。 もっとアップで撮影しましょう。 はるるの後方の壁に穴というか、引っ込んでいる部分がありますねー。 いわゆる「きず」です。 犯人はもち…

ともだち作戦

この年齢になって、本を出すことになった友人が結構いる。 学生の時は、自主映画をやってましたが、その時の友人がまた、ひとり、本を出しました。 週刊ダイヤモンドの副編集長である、大坪亮くん。 編集長に向かって、「くん」もないもんだけど、学生のころ…

ドキドキのトークショー。

今日は、高原秀和監督の「セックスの向こう側 AV男優という生き方」のトークショーに行って来た。 試写で見た時、いろんな面から話せる映画だと思ったし、いくらでも語れると思ったので、軽い気持ちで出ることにしたんだけど、トークの前にあらためて映画を…

トークショーに出ます。

以前にもこのブログで紹介した、友人の高原秀和監督の映画「セックスの向こう側 AV男優という生き方」のトークショーに出ます。 4月16日(火) 渋谷アップリンク 19:30~ 映画「セックスの向こう側 AV男優という生き方」上映 21:00~ 高原秀和監督…

映画「ドコニモイケナイ」

今日は、日本映画監督協会の新人賞の授賞式でした。 案内が送られてきたとき、そのチラシにひかれて、絶対、見に行こうと思ってました。 で、行ってきた。予感は間違いじゃないかった。 とてもよくできた、そして、強い作品だった。 映画は2001年の渋谷から…

映画「汚れなき祈り」

ここのところ見た映画をまずは列挙。 「愛、アムール」(m、ハネケ監督)、 「日本の夜と霧」「青春残酷物語」「愛と希望の街」(大島渚監督)、 「彼女を見ればわかること」(ロドリコ・ガルシア監督)。 …かなり骨太のラインナップだなー。 大島渚監督に…

「卒業写真」を久しぶりに聞いて。

卒業式のシーズンだったせいか、最近、よく、荒井由実(松任谷由実)の「卒業写真」がラジオから流れてきた。 しみじみと名曲であるけれども、いまさら、気づいたことがあった。 初めて聞いたのは30年近く前だろうに、これまで1度もそのような視点にたって聞…

ひな祭り

先日、尊敬する女性監督を囲む会がありまして、ひな祭りとその監督の誕生会をかねて、女性監督が集まった。 で、ひな祭りらしく、ちらし寿司を作った。 サーモンをバラの花風にアレンジしたのが、自分としては、よくやった…と思った…笑。 細部。 が。 こうい…

「普通の結婚」ってなに?

「普通の結婚がしたい貴女へ」というテーマで、毎日jpにコラムを書きました。 「普通の結婚」ってそもそも、なんだろうって思うのです。 良かったら、読んでください。 毎日キレイ

ひとくちに映画と申しましても…。

最近、見た映画をメモしておきます。 「ゼロ・ダーク・サーティー」 事実のみを真摯に伝えようとした緊迫感ある作品。盛り上げて、感動させようとしたり、脅かしたりの演出がいっさいなくて、あっぱれ。それでも、ビンラディン宅を襲撃するシーンは目が離せ…

病めるときも、健やかなるときも。

ある日、家に帰ると、こんなことになっていた。 犬らが、自分の寝床を破壊していた。 片付けるのに小一時間かかった。 当然、犬ベッド(1万円くらいした)は捨てた。 かと思うと、こんな風に暴れる日もある。 尾崎豊なのか…?ってくらい、なんでも破壊したい…

ハリウッドの漁師

ネット上で有名な、「メキシコの漁師」の話を映画監督におきかえて、考えて見よう。 ある地方の小さな村に、暇な時間に、近所の友人たちと小さな映画を作っている人がいた。 普段は別の仕事をして、撮りたいときに撮りたいテーマで、細々と撮っている、自主…

それでも、パンケーキの。

AV男優の映画「セックスの向こう側」、連日満席だそうです。よかった、よかった。 ところで、また、パンケーキの話。 先日、billsのレシピを試す→たいしたもんじゃないと思う→自分史上最高の粉で焼く→あれ?これだっけ? というところまで書いたかと思います…

映画「セックスの向こう側 AV男優という生き方」

映画「セックスの向こう側 AV男優という生き方」を見てきた。 友人でもある、映画監督の高原秀和さんが、AV男優20名に取材して作った、ドキュメンタリー映画です。 この作品については2通りの思いがある。ひとつは、AVを通して考える、セックスについてで、…

転ぶ。

「転ぶ」と行っても、サヨクだったのに、急に髪を切って就職活動をはじめ、挙げ句の果てに国家権力の側についたわけでも、 熱心なクリスチャンだったのに、キリストの描かれた絵を踏んでしまって命乞いをしたわけでもなく、久しぶりに純粋に、そして、派手に…

しかし、パンケーキは。

先日は、billsのパンケーキを「それほどでも…」と言ったくせに、前言翻したくなる事件がありました。 事件といっても、自分のキッチンにおける、小さな小さな出来事であります。 以前より、この粉が一番うまい、と思っていた粉を入手。 オーストラリア製で、…

世界一の朝ご飯に挑戦なのか。

今日は日曜日なので、世界一の朝ご飯とか言われる、billsのパンケーキでも焼いてみようと思い立つ。 もちろん、調理開始時間は夜の7時。ちっとも朝じゃないが…。 webで検索すると、レシピをひろうことができた。 材料は以下のごとし。 特徴は、リコッタチー…

映画監督ってやっぱり楽しい。

今日は、監督協会の集まりに行ってきた。 最近、あまり参加していなかったんだけど、1月の大島渚監督の葬儀のお手伝いに行って、その時、監督協会の面々が、慎ましやかにそして勤勉にたち働いているのを見て、なんだかじんと来たんだ。 日頃、監督業でたくさ…

20世紀は「戦争の世紀」でもあり「愛の世紀」でもあったけど終わり。

最近観た、映画や芝居をメモしておこう。 映画「アルバート氏の人生」 じんわり。泣いた。これまで誰も撮らなかったテーマだよ!! 映画「ライフ・オブ。パイ」 よおおくできてる。 ラストのどんでん返しがすごい。山月記を思う。 映画「フラッシュバックメ…

犬、映画と出会う。

今日は暇だったので、暇を満喫したような内容をお送りします。 普段は折り重なるようにしている、はるる(雑種)となつ(ゴールデンレトリーバもどき)。 しかし、なつは、テレビに犬が映ると駆け付ける。 たまたま、「101匹ワンちゃん」をやっていたらもう…

恋愛を経済学的視点で解剖する。

今夜オンエアの「オイコノミア」という番組を作りました。 (カッコ内はざっくりとした内容です) 2月5日(火)前編 「バレンタイン大作戦 ゲーム理論で誰でもカップルに」 2月12日(火)後編 「ゲーム理論で本命チョコから浮気、世界の終わりまで」 23時30…

気持ちが入ってなければいいじゃないか。

アイドルの女性が、恋愛禁止を破ったことを反省して、頭を丸刈りにした。 ずいぶんと騒がれていて、謝罪として丸刈りにするのは日本の伝統としてよしとする意見もあれば、「人権侵害ではないか」と異議申し立てをする人もいれば、よくやった、とかファンは許…

まだ、男なのか。

先日、高円寺の座で上演された劇団宝船「撫で撫で」という舞台を見た。 ブス会のペヤンヌマキさんが演出ということで楽しみに出かけた。 主人公は、二人の対照的なアラフォー女性。 一人は、40を前にして子供がほしくなり、そこそこの男と結婚して、仕事を辞…

映画「007 SKY FALL」

公開されてだいぶたっているので、ネタばれあってもいいと思って「007 SKY FALL」の感想です。 監督は「アメリカン・ビューティ」のサム・メンデス。これまで撮ってきた作品を考えると、どうして、「007」なんか…という気持ちもありました。 この「なんか…

追悼 大島渚監督

築地本願寺で行われた、大島渚監督の告別式に行ってきました。 写真は、大島渚監督に書いてもらった色紙。 深海に生きる魚族のように 自ら燃えなければ 何処にも光はない 今から30年近く前、テレビ番組のADだった時代に、いただいたものだ。 私が書いても…