山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

連休関係ないもんね、のひと

やっぱり、連休だからかしら。こんなささやかなダイアリーでさえ、アクセス数が減っている。みなさん、海へ山へ海外へと遠征され、楽しい時間を過ごしているのかしら。 もっと若かった頃は、例えば、連休中、ひとりでいるなんてことはなかなかできなかった。…

犬猫

井口奈己監督の「犬猫」という映画が、2004年の新人監督賞に決まった。 なんともおめでたいことである。 私は井口監督の友達でもないし、知り合いでもなく、会ったことすらない。 ただ、映画館で私は、彼女に会っている。彼女の映画を通して。 新人監督…

予定のない連休の過ごし方

そんなわけで、あしたから、連休である。 ゴールデンウィーク、金の一週間というわけだけれど、取り立てて予定のないひとも多いと思う。私の予定はあるといえばある、ないといえばない、かな。 普段から暦とはほとんど関係のない暮らしをしているので、連休…

日本文学@韓国

韓国における、日本文学のありようについて調べている。 最近は、反日感情もたかまっているようだが、ここ数年、確実に、日本の現代文学は 韓国で読まれているようだ。 それはなぜか? まだ、調査を始めたばかりだけど、とても興味深い事実がわかってきた。 …

ニューヨークの彼女

ニューヨークに住む、大学時代の友人からメールが届いた。 自分の小説「ベイビーシャワー」を送ったところ、その感想と近況などを書いてくれた。 彼女は、大学卒業後、数年日本の映画関連会社で働いた後、ニューヨークへ行った。80年代の後半の頃で、当時…

つらい夜の乗り切り方

長い間、生きてきて、いやになってしまうことや、漠然と落ち込み、深い穴から出て来れなくなることがよくある。 よくあるけれども、一方で抜け道についてもたくさん、知るようになる。 私の場合は、 1)まずは環境を心地よくする。 おいしいものを食べたり…

日記との長い長いつきあい。

日記をつけ始めたのは、13歳の時だから、もう○十年近くになる。 これはブログだから、多数のひとに読まれることを予想して書いているけれど、 では、個人的な日記と全然ちがうかといえば、それほど違いはない。 (つまり、このブログ以外に個人的に手書き…

ゆるやかな自殺

知り合いで、合法的安楽死による自殺があったらいいなと考えているひとがいる。 彼が言うには、自殺が合法化され、例えば、50歳で自殺すると申告する。 で、平均寿命マイナス50歳分の社会保障費などを前倒しでもらう。 その余分なおお金を使って、短期間…

眠り続けて。

時差ボケと言えば言えるけど、帰ってから全然、眠れなくて、30時間くらい起きていた。 が、昨夜さすがにやっと眠った。 すると、目が覚めると大女優になっていた・・というのは、かつて習った英語の定例文ですが、目が覚めると夜でした。 時計を見ると、1…

輝く春のきざし。

そんなわけで、東京に帰ってきた。 いやあ、騒々しい街ですこと。生まれ故郷であるから、それも懐しいことよ。 時差ぼけのため、昨夜は眠れず、昼間寝ようと思ったら、ひとが尋ねてきたりで眠れず、 30時間くらい起きている。 (と言っても間で2、3時間…

空の上の気分

ミラノ最後の日は、最悪だった。 (という感想を帰りの機内で書いています) まず、朝、ホテルに預けてあったパスポートとチケットを返してもらおうとしたら、なくなっているといわれる。同じボックスに、帰りのチケットも入っていたので焦る。 ねばり強く交…

地下鉄に乗って

そんなわけで、明日は東京へ帰る。 結構長かったなあ。 今日は地下鉄にのって、ブレア美術館へ行く。 有名な宗教画ってなんか、狂信的でへんてこだと思うので、それを浴びて刺激を受けようと思って。が、到着したら、月曜は休館日だった。とほほ。 しかたな…

イタリア貴族のおうち

本日は、ミラノでお世話になったコーディネーターの方のお宅にお邪魔する。ミラノから列車で1時間くらいの街に行く。 その方の奥様はイタリア貴族で、広大なお屋敷に住んでいる。 建物は11世紀に建てられたそうで、部屋の数も数えたことがないそう。 石づ…

ミラノの休日

本日より、おやすみ。 目が覚めたら、お昼過ぎでした。 ミラノは冷たい雨。 近所のスーパーで、折り畳み傘を買ってショッピングへ。 ホテルの近所に、グッチやプラダのアウトレットがあるというので、歩いて行ってみる。 写真は、途中のカフェでの朝ご飯。フ…

純愛という宗教

ロケは夜からなので、午後、ドゥーモへ行く。 写真は、ドウモの屋根からの風景。 聖人たちが街を見下ろしているのが面白かった。 ゴシック建築が美しいとか、いろいろあれど、もっとも感じたことは、信仰心とはなにか、について。 あの巨大な建物を建てさせ…

イタリアンタンポポ

ミラノもだんだん春らしくなってきた。 写真はロケの合間にとった、タンポポ。 ミラノではデザインウィークといって、家具を中心とした最新のミラノデザインの展示会が開かれている。 今日は、その展示会場や、モンテナポレオーネ通りという、ブランドブティ…

ミラノドッグ

今日は、テアトルアルテという劇場でロケ。 合間に近くの公園に行く。 予想通り、ドッグランを発見。 写真はドッグランを示す看板。これもカワイイ。 さすが、デザインの国。 ロケの休憩時間の間、ずっと犬たちを見て過ごす。 犬を見ていると、疲れが飛んで…

芸術はひとを癒す

今日は、日本画家の千住博さんを取材した。 作品もすばらしいが、お話が面白かった。面白いというのは的確じゃないかな。 テレビの仕事としてではなく、小説家としていたく参考になった。 千住さんは、ご自身の作品が飾られる会場を熱意をもって、点検された…

イタリア旅日記2

寒い。とにかく寒い。 今朝は8時出発のロケで、小雨のなか、美術館の前で、絵の搬入を待つ。 これがイタリア時間のせいか、絵が到着したのは、一時間半後。 すっかり、身体中が冷えきった。 仕事は順調だけど、天気だけがいじわるをする。 寒さと雨と。 冬…

イタリア旅日記

9日、ミラノに到着。 予想よりずっと寒く、現地のコーディネーターの方々はダウンジャケットを着ている。ヨーロッパに来るといつも寒い思いをするからと、今回も結構冬装備できたけど、まさかダウンとは。 写真はホテルの窓から見えるミラノの風景。 ミラノ…

真夜中の飛行機

今は、パリに向かう飛行機のなかである。日本時間では、4月9日の午前6時といったところ。金曜日の夜の便なので、毎度、満席。 (パリでミラノ行きに乗り換える予定) 寝静まった機内で、パソコンを開くにも勇気が入る。しかも、狭い。 機内で、日本画家、…

サクラ犬

本当の今頃は、イタリアに向かう飛行機のなかで、すやすやと眠っているところだと思う。眠っていたい。 ので、出がけに天使の生まれ変わりであるところの、地球では犬と呼ばれている生き物たちと近所の公園にお花見に出かけた。 カメラをもっていかなかった…

ミラノへ。

明日っていうか、すでに今日だけど4月8日からイタリア・ミラノへ仕事ででかける。 今回は、いつもとちがってかなりスケジュールに余裕がある。 しかも、目的地はミラノだ。 どうする?ってどうしよう。 つまりですね、ミラノといえば、マックスマーラやア…

ベイビーシャワー韓国で発売!

今日は、とても嬉しいことがありました。 わたしの初めての小説「ベイビーシャワー」が韓国で、翻訳、発売となったのです。 うひゃ。 実は昨年の秋に申し込みがあったのですが、3年以内に翻訳します、とのことだったので、 あんまし、期待してなかった。 そ…

私は殺さない。

韓国映画「サマリア」を見る。 韓国の女子高校生の援助交際がテーマである。 う~ん。 前半は、ふたりの少女のエンコーぶりが描かれる。 けれども、そもそもエンコーを始める理由が希薄すぎると思った。 それに、高校一年という設定だけど、あまりに幼過ぎ、…

4月は幸せの月

4月に入ってからは、楽しいことが続いている。 まず、二作目の小説の初稿が上がった。これから、第二稿にとりかかるわけだが、なかなか評判よろしく、うれしい限りである。 「情熱大陸」でも拙著が紹介されるし、週末からイタリア行きも決まって、なんだか…

装丁家 鈴木成一さん

今夜の(4月3日)の「情熱大陸」は装丁家の鈴木成一さんだった。 とても有名な装丁家さんなのですが、幸運なのことに、私の最初の小説「ベイビーシャワー」の装丁が鈴木成一さんだった。(ラッキー) 結果、表紙がかわいいととてもよく言われ、売り上げの…

直感を信じるか。

直感ってやつが信じられるのかどうか、考えていた。 というのは、知り合いの年配の方が、 「自分の味覚や臭覚を信じれば、賞味期限などあてにしなくてよいのだ」と言っていたことを思い出したからだ。 もちろん、おっしゃることはわかる、と思った。 だが。 …

多重人格のすすめ

自分は多重人格である。 なんていうと、ビリーミリガンみたいな、犯罪者を想像されそうだけど、程度の差はあっても、今の時代って、ひとは多重人格にならざるおえないのではないだろうか。 つまり、今ってやっぱりものすごく複雑なので、時と場所と相手によ…

未来の村上春樹さんに。

村上春樹先生の「風の歌を聞け」を読んだのは、大学生の時だった。 立ち読みしただけで、くらっとして、なんだ、これは、と思った。すぐに本を買って、そのまま一気読みした。それまで読んできたどの本にも似ていないように思えたし、文章のなんとも言えない…