山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

2012-01-01から1年間の記事一覧

なんだか忙しい。

なにかと忙しく、日記を書く暇もないというありさまですが、 犬たちは元気です。 私のベッドの上のはるるとなつ。 上手おくに見える、「手」が倒れるように眠っている飼い主(=わたし)であります。 しらないうちに隣で二頭がよりそっていたらしい。 お散歩…

世界はつながっているのか。

なんだか、とても疲れている。 万人が読むブログに「疲れている」とか書かないほうがいいのではないか…という思いもある。 だって、フリーランスで働く身ですから、「あーあの人、疲れてるんだ。もう、ダメだね」と思われて、仕事失うかもしれないし、マイナ…

最適ポートふぉり子

経済学をテーマにした、テレビ番組をつくっております。 経済学ほど、自分の人生に遠いものはありませんでした。 これまでの人生で、経済的合理性にのっとった選択は、1度もしたことがない。 自分の体のなかに、経済学的指標がほとんどなかったのであります…

最近のなつ。

広島の愛護センターより、うちにやって来て半年になる、ゴールデンレトリーバーもどきの「なつ」(♂)。 だんだん、おっさんみたいな顔になってきた。 その寝姿ときたら。 これでもかと、男性性をひけらかす。 もういいから、しまっとけ。 ひとの話を聞いち…

映画「ツナグ」

朋友・小林誠一郎氏、プロデュースによる、映画「ツナグ」を試写で見た。 10月6日(土)公開の、ヒューマン・エンターテインメント(とパンフレットにあった)である。 この世界には、死者と1度だけ会わせてくれる「ツナグ」という任を受け持ったひとが…

働きたくないひとへ。

毎日JPに、最近はまった、「ニートの歩き方」に関するエッセイを「働きたくないひとへ」というタイトルでかきました。 毎日Jpの記事 女性向けのサイトなので、いくぶん、そっちよりにしてあります。 女性の場合は、働きたくないなら、専業主婦とか家事手伝…

映画「CHLOE」

いろいろと気ぜわしいので、ちゃんと映画館へ行く時間と勇気(そんなことしてる場合なのか?という突っ込み)がなくて、もっぱら録画した映画を見てる。 昨晩は、「CHLOE」(クロエ)という人気バッグメーカーのお話……じゃなくて、トロントを舞台にした、エ…

映画「スウェーデニッシュ・ラブストーリー」

wowowで録画したものをようやく見ました。 1970年にスウェーデンで70万人が見たという大ヒット映画。日本でも公開されたようですが、その時は20分ほどカットされていたそうで、21世紀になって、日本で完全版が公開された作品。 …というようなデータは知らな…

死者が教えてくれる。

昨日は、テレビの制作会社に入って、初めての上司だった方のお通夜だった。 非常にまじめで、仕事熱心で、気骨のある方だったので、学生気分が抜けず、テレビの仕事にそれほど熱心になれなかった自分は、当然のごとく、怒られてばかりだった。 だいたい、AD(…

『ミレニアムと私」

映画「ドラゴン・タトゥーの女」の原作、「ミレニアム」にはまったあげく、この本『ミレニアムと私」を手にした。 ミレニアムの作者、スティーグ・ラーセンは、全世界で6千万部まで売り上げた小説を書いていながら、出版を前にして、2004年11月に50歳の若さ…

小説「ミレニアム1,2,3」

映画「ドラゴン・タトゥーの女」の原作であるところの、「ミレニアム」1,2,3を通して読んでました。 原作はスウェーデンの小説です。 さっき、テレビで「世界の女性」をテーマにしたバラエティ番組を偶然見て、それによれば、スウェーデンは、世界有数…

お金について。

映画「闇金ウシジマくん」を見ました。 闇金ですから、10日間で5割の利子を取り付けるというとんでもないものです。今でもそんなところあるのかしら。 しかし、「闇金」とうたっているのだから、あるのかもしれない。 内容はかなり救いのないお話なんです…

レモネードを作ろう…でいいのか?

最近、思考がばらけ気味である。 ばらける…というのは、どっちがいいのかわからないなーって思うことである。 たとえば、だいぶ前に読んだ小説に「レモネードを作ろう」というのがある。 アメリカのティーン向けの小説で、登場人物のひとりに貧しいシングル…

素朴な正義感

今日は、テレビの仕事の打ち合わせで経済学者の方に会った。 いやーすごく面白かった。秋に経済番組を作るのでその取材であるけれども、「経済」というおよそ自分とかけ離れたテーマだけに、知らないことが多くて、だからこそ、興味深かった。 (今後作る番…

正論のうつろいやすさ

以前、婚活を必死にしている女性に、 「恋愛して好きなひとができて、それで結婚するほうがいいんじゃないの?結婚ありきでスタートするのは理解できない」 …と言ってしまったことがある。 当時は、結婚=好きな人とするもの…とかたくなに信じていたので、自…

小説「ミレニアム1」

今更ですが、「ミレニアム」を読んでおります。 すでにハリウッド版もスウェーデン版も映画を見てしまっているので、ストーリーも犯人もわかっているというのに、読み出したらはまってしまう作品です。 さすが、世界的ベストセラー。 映画を見て原作を読みた…

大人計画「ふくすけ」

やっぱり、書かずにいられない。 満席のシアターコクーンにて、大人計画の「ふくすけ」。 うう。 しびれる。 コクーンという上品で洗練された劇場に、歌舞伎町の裏側の人間の掃きだめ…というか、闇、裏、陰の世界を思いっきり持ってきている。 異形のものた…

「ニートの歩き方」その2

昨日、「ニートの歩き方」を読んで感じたことを書いたけど、(しかも、長い!)、まだ、言い足りないというか、書きたいことがあるので、つれづれなるままに書く。 昨日、最初にあとから書く、と言っておきながら書かずに終わらせた「映画が見られない」とい…

「ニートの歩き方」

最近、「ニートの歩き方」という本を読んだけど、すごく面白かった。 っていうか、いろいろ考えてしまった。 きっかけは、CHIKIRINさんのブログで紹介されていたからだったんだけど、その時、読もうと思ったのは、この著者のphaさんが、「映画を見られない」…

最近読んだ本と見た映画、まとめ。

最近、ブログをサボりがちだったけど、読んだ本や見た映画の感想などをざっくり書こう。 少し前のベストセラーだけど、「絶望の国の幸福な若者たち」を読んだ。 26歳の社会学者による、若者論。 「今の若いひとはかわいそーだ」と言われているけど、ホントに…

お散歩デビュー

なつ(犬)がうちに来て、そろそろ二ヶ月近くになる。 この頃は、体重3キロぐらいだった。 今はこんな感じ。 体重は12キロになった。 二ヶ月でおよそ4倍。 このままいくと、年内に48キロになるのではないか…(笑) ワクチンも終わり、やっと獣医さんからお散…

「桐島、部活やめるってよ」

そんなわけで、「桐島、部活やめるってよ」(朝井リョウ著)を読んだ。 ひとつの高校の数名の生徒の独白からなる短編がいくつか続き、そのなかで、唯一共通しているのが、「桐島が部活をやめる」って話題だけだった。 映画ほど、桐島に振り回されていない。…

怪談のDVD、つくりましたん。

今日は、弊社、(株)スモールホープベイプロダクションの仕事の紹介です。 8月1日に弊社制作DVDが発売となりました。 その名も「放送禁止!! 最恐芸人の本当にあった怖すぎる話」でございます。 いきなりの2本同時発売です。 2009年に会社を立ち上げまして…

映画「桐島、部活やめるってよ」

自主映画時代の後輩、吉田大八氏の新作「桐島、部活やめるってよ」を試写で見た。 いや、やられた。 原作が小説すばる文学賞を受賞した、現役大学生の作品くらいしか、知識がなかったし、この、なんともひとを喰ったようなタイトルに、ちょっと、ひいていた…

理想の老い方

先のことなどあまり考えたくないし、特に、80歳になったらどうなるだろう…とか、想像したくない。 女性の平均寿命は83歳くらいだから、それまで生きる可能性もある。 その時、どうなるんだろうなーと漠然と想像することもあるけど、あまり長い時間考えないし…

野性と生きる。(大げさ)

犬を飼う喜びはいろいろあるけど、その大きなひとつが、人間と暮らすだけでは得られない、自然や野性を身近に感じることができるということ。 たとえば、奴らは、言葉を発しないし、毛皮を着ているし、彼らなりの太古のリズムで生きている部分がある。 そう…

犯人はわかっている。

犬を飼っていると、日々いろんなことが起こる。 ある朝、起きると、リビングが殺戮現場になっていた。 被害者は、ミニーマウス(♀・年齢不詳)。 もはや、内臓はすべて抜き取られ…。 犯人は誰かとはるるに尋ねると…。 さあ、誰でしょうねーと首を傾げてみせる…

いいことはマメに褒める。

日々、疲れてしまって、なかなかブログを書く体力が残っていない。 今年の後半の仕事を整理して、前向きに対処しないといけないんだけど……いい加減な政治家みたいな文章になってしまった…… とにかく、ちょっとしたプライベートなトラブルにより、時間がなく…

「母親的ふるまい」という戦略。

先日の木嶋佳苗ナイトで感じたことの補足など。 木嶋佳苗なる女性は、婚活サイトで知りあった男性に対して、「母親」的スタンスでのぞんでいたフシがある。 ここは案外ポイント。 「つきあう」なら、セクシー系だったり、かわいいなどの一時的お楽しみが重視…

木嶋佳苗ナイト行ってきた。

今日は、新宿のロフトプラスワンで行われた、「木嶋佳苗ナイト」に行ってきた。 「毒婦」の著者の北原みのりさん、「別海から来た女」の佐野眞一さん、「木嶋佳苗劇場」の神林広恵さん、高橋ユキさんらが登壇し、木嶋佳苗について語る、というトークショーで…